From:高名一成
最近何かとセブンイレブンのニュースを見ます。
あるセブンイレブンのFCオーナーが人手不足から24時間営業を自主的に取りやめたところ、セブン-イレブン本部から違約金1700万円を通告されたことが社会問題になっています。
オーナーが本部の承諾無しに勝手に営業時間を短縮してしまったことは問題だと思います。でも人手不足は最近始まったことではなく、ずっと慢性的に合ったことなので、こういった問題への対策や配慮ができていない本部にも問題があると思います。(実際にできていないかどうかは分かりませんが、、、)
結局どちらの立場から見るかで、この問題の捉え方は変わってしまいますが、僕たちがいつもお伝えしている人手不足が原因になっています。残念ながら、この問題はもっと深刻になっていくでしょう、、、。
ビジネスモデルを考え直さなければいけない機会に差し掛かったということですね。
ちょっと長くなりましたが、今日伝えたいことは別にあります。セブンイレブンでもう一つ話題になっていることがあるのを知っていますか?
それは、今やっている「おにぎりセール」です。
セブンイレブンのおにぎりセールと言えば、160円未満のおにぎりが100円で購入できることがおなじみです。けっこう定期的にやっているので利用したことのある人も多いのではないでしょうか?
でも、今回のおにぎりセールは従来の内容から改変されました。そしてそれが、「改悪」だと不満の声がたくさん上がってきています。
今回のセールは160円未満のおにぎりを2個買うと200円という内容です。つまり1個100円ということになりますが、AM4:00~AM11:00までの限定なんです。
これが分かりづらい!と不満が出ています。実際に僕も分かりづらいと思いました。おにぎりコーナーの目の前で立ち止まり、今はセールが適応しているのかしていないのか?どれがいくらなのか?と少し考えてしまったくらいです。
この分かりづらさは企画と広告のせいだと思いますが、今回のセールはセブンイレブン側からするとターゲットの絞り込みです。
朝に買い物をする層を取り込んで朝の売上を増やそうという狙いだと思います。ターゲットの絞り込みは、ある一定の層だけを優遇して、他の人は優遇しないということになるので、不満が出るのは仕方ありません。ターゲットの絞り込みとはそういうものなのです。
(絞り込みはマス媒体を使うと不満の声が上がります。通常は絞り込まれたターゲットにだけ伝えるようにお知らせをするのですが、大手はこういうやり方が苦手なのです。)
大切なのは、そのセールが目的としていたことを達成できたかどうかです。極端なことを言えば、達成できたのであればどんなに不平不満が出ようが正解です。やり続けた方がいいでしょう。
今回の絞り込みに選定されなかった人には、別のセールをやることで優遇することもできますから。
マーケティングやセールスをする上でターゲットの絞り込みはとても大切です。でも、一定の不満が出る可能性が増えます。その時に不満が出たからやめようということではなく、やった結果、目的は達成できたのか?経営上どんな成果が出たのか?
こういったことから判断しなければいけません。不満を恐れてはいけないのです。
儲けの秘訣は一部のお客さんの優遇、つまり「えこひいき」です。これが出来ていない会社は儲けることが出来ません。
あなたもどうやって「えこひいき」をするか?考えてみてください。その時に不平不満が出てきても本来の目的を思い出してみてください。
ー高名一成
PS.
MASプログラム分割支払いに対応しました!
↓
https://marketing-ia.jp/mas2baibun/