From:福元友則
「次のレベルの結果を生み出すためには次のレベルの考え方が必要である。」
これはどの本か忘れましたが、読書をした後のリサーチメモの中から見つけた素敵な格言です。
僕は普段から大量に読書をしています。
以前にも書いたかもしれませんが、読書をするのはたいていの場合、リサーチやネタを見つけるため、また研究のためであり、読書というよりも何かを探してペラペラとページをめくっているような状態のことが多いです。
ですがたまにというか定期的に自分の自己啓発的な勉強として読書をすることもあります。
そういう時によく手にとるのが、時間管理についてです。
時間管理については、7つの習慣で紹介されている時間管理のマトリックスが有名です。
すべての活動を、緊急度と重要度という2つの軸で4マスに分けましょうというものです。
これを定期的に意識して、余計な仕事をしていないかチェックするようにしています。
間違った方向に進もうとしていないかチェックするようにしています。
そうして重要だけれど緊急ではないという一番ビジネスマンとして作ることの難しい領域(経営者としてもっとも生産性の高い領域)をする時間を必ず確保するようにしています。
参考までに7つの習慣で紹介されている、このもっとも生産性の高い領域に該当する活動は、、、
・人間関係づくり
・健康維持
・準備や計画
・リーダーシップ
・真のレクリエーション
・勉強や自己啓発
・品質の改善
・エンパワーメント
とあります。
こうした活動は空いた時間でやろうという考えではなかなか実行できません。
仕事は重要性よりも緊急性が優先されやすい傾向にあるからです。
これは、怠慢ややる気のなさが引き起こすといったことではありません。人間の本能として仕方のないことなのです。
しかし、これにより処理済みの仕事が重要なことではなく、緊急なことでいっぱいになってしまいます。
仕事をしても仕事をしても、それは結果になってくれないことを意味しています。
さほど重要ではないことに注意を向け、その日に一番重要だったことを先延ばしにした積み重ねなのです。
これは誰にでも起きることで、よくやってしまっている間違いです。
こういう仕事のスタイルでは(少なくとも経営者が)業績をあげていくのは難しいでしょう。
では、業績をあげていくため、重要な仕事をできるようになるためには何をしなければいけないのかというと、、、
事前に自分でやるべきこととそうではないことを分けておくことです。
また優先順位をつけることも大切ですが、それだけでは十分ではありません。
いつにそれをやるのか、手帳に書いて時間をブロックしておかなければいけません。
それも、他の予定を書き込むよりも先にまずは重要なことをやる時間からブロックするようにしなければいけません。
もし、この時間に緊急なことが発生してもアポがあるからと断りましょう。
経営者として経営にとって重要だと思うことをやることほど重要なことはないからです。
当たり前のことのように感じるかもしれませんが、このルールを守れている人はあまりいません。
以前年商20億ぐらいの社長を訪ねた時、待合室で何人も待機しているところに出くわしたことがあります。
案内してくれた人は、社長はいま昼寝していてもう少ししたら起きる時間なので、少々お待ちくださいと言われたことがあります。
この社長にとっては、午後の仕事を充実させるために、健康を維持するために、重要だったのが昼寝の時間なのでしょう。
でも普通は、来客があったら寝ずに対応してしまうことの方が多いと思います。
重要な仕事を必ずやるようにしましょう。
そのためには、まず自分にとって何が重要な仕事なのかを把握しましょう。
そしてその時間を先にブロックしてしまいましょう。
地味ですが確実に成果をあげる大切なことになりますので、確実に実践することをおすすめします!
ー福元友則