From:高名一成
今日は西野さんの講演会の内容パート3。
西野さんシリーズは今日でラスト!
西野さんの絵本「えんとつ町のプペル」は30万部を超えるヒット作です。
通常、絵本の業界は5,000部売れたらヒット作だと言われているそうなので、この数字を比べると歴史に残るであろうメガヒット作だということがよく分かります。
でも、これは芸能人西野亮廣というブランドがあったからこそ売れたわけではないそうです。
西野さんは「えんとつ町のプペル」の前にも絵本を数冊出版しています。どれも、長い時間をかけて最高の作品に仕上げたそうです。
結果、周囲の人やAmazonのレビューの評価は抜群だったそうです。でも、思ったより売れていないという事実もありました。
当時は、「何でこんなにいい作品が出来上がったのに、、、」と思っていたようです。
今の時代は「いいものが売れる」という時代ではありません。どんなにいい商品でも、誰にも知られず、一生日の目をあびることのない商品はたくさんあります。
「いい商品を作る」ということと「たくさん売る」ということは全く別なんですね。
西野さんは当時は、いい商品を作るということに注力し、売るということに関しては何もしていなかったそうです。
なぜなら、売ることに対して必死になることは恥ずかしいとか醜いとか思っていたからです。
でも、ある時のその間違いに気づきました。
いい商品をこの世の中に産みだしたのに、それを売ろうとしないことは育児放棄と一緒のことではないだろうか?と考える様になったからです。
商品を子供と考え、売ることは子育てだということですね。
子供は自分が望んで産んだのですから、育てることは義務であり責任です。そして、それは商品でも同じこと。
こういった考え方に変わってから、多くの人にどうやって知ってもらうか?どうやって買ってもらうか?を考え、売ることにこだわりだしました。
そうした結果、「えんとつ町のプペル」は30万部を超えるヒット作品になり、今後の見通しではさらに伸びていくことを予想されています。
この売るための技術がマーケティングです。
西野さんはマーケティングをやったおかげで、産みだした商品を大ヒット作に育てあげることができたんです。
この様にマーケティングをやると劇的に成果を出すことが可能です。
なぜなら、ほとんどの会社はセールスは頑張ってやっていますが、マーケティングはほぼやっていません。
商品を育て上げる、多くの人に魅力や価値を伝えるという作業はマーケティングがやってくれるものです。
もし、あなたの事務所や顧問先に商品として産みだしたけど、売るという行為をしていないものがあれば、ぜひマーケティングをやってみてください。
僕も今まで売っていなかった商品に対していマーケティングをやったらたくさん売れたという経験があります。
今までうまく売れなかった商品のマーケティングを見直しただけで売れる様になった商品もあります。
これからの時代はマーケティングをきちんとやる会社だけが成長していきます。すでに、現在もセールスよりマーケティングが大事な時代になっています。
あなたが考えているであろう、次世代を勝ち抜くための商品をマーケティングをすることで育てあげていきましょう。
ー高名一成