From:福元友則
今話題の焼肉ライクに行ってきました。
焼肉屋なんて渋谷だけでも何十店もあります。
芸能人が集めることで有名なお店もあれば、ジャニーズのメンバーのお父さんがやっていることで有名なお店まであります。
たくさんありすぎて、どこがどこだか正直わかりません。
そんな群雄割拠なところに彗星のごとくあらわれ話題になっているのが焼肉ライクです。
この店は牛角の創業者が仕掛けた店なのですが、その業態がとてもユニークなのです。
何がユニークなのかというと、コンセプトがとてもユニークで「焼肉のファーストフード」というのがコンセプトのようです。
このコンセプトに目をつけたきっかけは「いきなり!ステーキ」の成功。
低単価、短時間のニーズがあるにもかかわらずそれに応えれているお店がないことにきづきこのお店の開発をしたのだとか。
それでできあがったのが「1人焼肉」に特化したお店。
お店に入って席に案内され、オーダーすると2,3分もすれば注文したものが運ばれて来ます。
提供時間を短くするために、メニューを絞り込んでいるようでメニュー表も非常にシンプルでした。
また提供時間が長くなりそうなメニューもありませんでした。
30分ぐらいでお店は1回転していました。
1人焼肉ですから、どうしても他店に比べて低単価になってしまいますから、そこは思い切って1人1人の滞在時間を短くして回転数で勝負するように設計されているように感じました。
調理するメニューもなさそうなので、人件費も低くおさえれるでしょうし、利益をあげやすい業態のように感じます。
この店で注目してもらいたいところは、肉(商品)の品質で他店と勝負しようとしていないところです。
普通はよそより肉がうまいという勝負をするのですが、そこにお客さんのニーズがないとわかっているのです。
肉の品質を今より少しよくして、価格も少しあげるというのでは経営していけれません。
ちなみにこの店を開発した西山氏は高級業態のキンタンを開発した人でもあります。
もう牛角のような総合店タイプでは生き残っていけないとわかっているのでしょう。
高級店の業態を開発するか、低価格の業態を開発しないと生き残っていけないステージにきているのです。
このことは税理士業界も同じです。
よその税理士事務所と比べて何がユニークなのか。
それが品質のよさだとすると生き残れるのは地域No.1の事務所だけです。
ですから、今後どうゆう事務所にしていきたいのかを経営者である先生がスタッフに指針を示さなければいけない、そんな時期に税理士業界もさしかかっていると感じました。
ー福元友則