From:高名一成
東京では少し前から「もっとtokyo」という観光促進事業がスタートしました。
これは都民が都内旅行する場合の旅行代金を東京とが補助してくれる事業です。
先日、11月の休日は娘をどこに連れていこうかなと考えていた時に、ふとこれを使おうと思いました。
ですが、使い方がよく分からず、悪戦苦闘しながら調べていると、残念ながらもう終了していました。
Gotoキャンペーンもそうですが、さすがに完売するのが早いですね。
そんな話を先週末ある税理士さんと話をしていたら、ウチの顧問先はこの事業に登録していないところが多いと言っていました。
もっとtokyoもgotoも業者は登録制なので自ら登録しないと、このキャンペーンの恩恵を受けることができません。
なぜ、登録しないのかを尋ねてみると「仕組みが分からないから」「常連さんが入れなくなる」「予約サイトへの利用料がもったいない」と言った理由からでした。
正直、このキャンペーンを使わないのはどんな理由があろうとかなりもったいないです。
なぜなら、このキャンペーンは新規集客の広告費を国や都が負担してくれると言っているようなものだからです。
常連さんが多いお店でも新規集客は必要です。
リピート施策をどんなに頑張っていても、一定確率でリピーターは減ってしまいます。
そこを穴を埋めるためには新規客を集めなければいけません。
そして、その新規客をリピートさせ、常連客に育てていく、、、
これがお店や事業を成長させていくために必要なことです。
その新規集客のためのコストを負担してくれるというのでこれはチャンスです。
キャンペーンの仕組みが分からない人には、これを教えてあげることで、かなり有効な情報提供になりますし、新規集客のチャンスを教えてあげることは、経営支援のアドバイスに繋がります。
それに予約サイトへの利用料なんかは普通の広告費と比べれば微々たるものです。
それよりも、完売スピードの早さは人々の関心度の高さを物語っているので、人々の関心を掴むことの方が重要です。
ここで人々の関心を掴み接触しリピートさせることは、来年、再来年の売上に大きな影響を与えます。
まだ業者登録をしていない顧問先があれば、すぐにするようにアドバイスしてあげてください。
そのやり方を教えてあげることは顧問先支援の一貫にもなります。
世の中のトレンドを抑えることは経営にとってとても重要ですし、マーケティング的に考えても使わない理由はありません。(もう新規が入らないところ以外は。でも、そんなところありませんよね、、、)
ー高名一成