From:高名一成
先日、僕が最近よく行くカフェの店員さんに突然話しかけられました。
そのカフェには仕事をする人用の席がいくつかあるんですが、僕はいつもそこに座らず店員さんの目の前のカウンターに座っています。
理由はそのカウンターは高めに設置してあるため、スタンディングワークができるからです。
だから僕は座って仕事をしたり立って仕事をしたりしています。
それが珍しかったんでしょう。
店員さんからは「お客さん、いつも立って仕事をしてますよね」と話しかけられました。
そのあと、たわいもない会話をしました。
そういえば、そのお店で店員さんに話しかけられたのは始めてだなと思うと何だか親近感を覚えました。
サービス業はこういったコミュニケーションはとても重要です。
このコミュニケーションがお客さんをファン化させるからです。
実際、コミュニケーションを取ることでリピート率や客単価が上がったという事例はゴロゴロあります。
クライアントに新規よりリピート率アップをやるための方法を考えてくださいと言うと、真っ先に出てくるのがこのコミュニケーション戦略です。
この方法だけでリピート率アップをがんばろうとする人がけっこういるんですが、この方法にはデメリットがあります。
それは、次の購買をお客さん任せにしてしまうので自分たちでリピートをコントロールできないことです。
だからこの方法だけだとイマイチ売上が安定しません。
だから、コミュニケーション戦略と同時に販促活動をする必要があります。
販促活動をすれば、1週間後にリピートしてもらったり、2週間後にリピートしてもらったり、1ヶ月後にリピートしてもらったり、と自分たちの好きな時にリピートしてもらうことができるようになります。
そういったオファーを作り告知すれば、一定確率で必ず反応があります。
コミュニケーションがとれていて関係性が深まっていれば、販促の効果は抜群です。
お客さんとのコミュニケーションと販促活動はセットにしてこそ最大の効果を生みます。
多くの中小企業やお店はどちらかというとコミュニケーションに偏りがちなので、少し販促活動に赴きを置くくらいがちょうどいいと思います。
反対にマーケティングやセールスのテクニックを学ぶと、そればかりになってお客さんとのコミュニケーションが不足しがちです。
なので、これをやることでマーケティングやセールスがもっとうまくいくようになります。
おそらく顧問先のほとんどは販促活動が不足しているはずです。
まずはそれを確認してみてください。
ー高名一成