From 福元友則
生産性をアップする方法の1つにルール化があります。
とある会社は、過去何年にも渡って業績の伸び悩みに直面しました。
会社には様々な問題がありましたが、業績の伸び悩みの原因の1つがスタッフの生産性の低下にあることは一目瞭然でした。
スタッフの作業効率に顕著な差があり、全体の約1割のスタッフしか求める生産性に達していなかったのです。
そこでこの会社では生産性の高いスタッフと生産性の低いスタッフの違いが何にあるのかを調査しました。
そのためすべてのスタッフがどのように働いているのかをトラッキングしたのです。
そうした調査の結果、生産性に違いを発生させる原因が特定できました。
生産性が高いスタッフほど、規則正しく仕事をしていることが判明したそうです。
反対に生産性の低いスタッフたちは不規則な働き方をしていたようです。
たくさんいい仕事をするためには働く時間の量ではなく、いかに集中して働けるかが重要になります。
例えば残業をしてたくさん働くと集中力も落ちてしまうため、ミスなどが起こり焼くなり生産性が悪化します。
また翌日のパフォーマンスにも悪い影響があり、また生産性が悪くなる原因にもなりかねません。
ですので、仕事を終える時間を決めてその時間までにいかに仕事を終わらせるかを考えることのほうが生産性アップに効果的です。
人が集中するまでには20分ほど時間がかかります。
またいつも同じ時に同じ場所で同じことをするほうが集中しやすいこともわかっています。
ここはこの仕事をする場所だとか、この時間はこの仕事をする時間だと脳に刷り込んでいるほうが生産性アップにプラスだということです。
このようなことから規則正しく働くことがいかに生産性に重要かということがわかります。
一定時間働いたら、一定時間休憩をとるほうがさらに生産性が高まることもわかっています。
先ほどの会社の調査でも50分働いたら10分休憩するとしていたスタッフがハイパフォーマーでした。
ポロドーロテクニックという手法もあります。
25分働いて5分休憩することで、生産性アップするという方法です。
ここでのポイントは予め仕事と休憩の時間を予定しておくこと。
これによりここまでにここまで仕事を進めようという締め切り効果も働いて集中力が高まり、生産性アップにつながるのです。
またこれをやるためには、事前に50分などの事前に決めた時間内で終わる単位まで仕事を分解しておくとさらに効果的です。
ぜひ試してみてください!