From 福元友則
自己啓発の大家ジグ・シグラーがこんなことを言っていました。
「お金がすべてではないが、酸素に匹敵するぐらい大事だ」と。
酸素不足になってしまえば、またその期間が長ければ長いほど、健康が損なわれてしまうようにビジネスの健康もまた損なわれてしまいます。
大企業であれば別かもしれませんが、中小企業の場合お金があればビジネス上の問題のほとんどを解決することができます。
逆にお金がないと、ビジネス上の問題のほとんどを解決することができません。
ほとんどの社長は経営のあらゆる場面でこのことに直面しているので実感していると思います。
にもかかわらず中小企業のほとんどは業績がふるわずお金に困っているという事実があります。
彼らは毎日毎日休みもなく働き詰めです。
しかし生活するのがやっとという状況。
しかも今後の成長も見込めないどころか見通しは悪くなる一方。
反対に毎年スタッフを増やし、毎年より経営の仕事に専念できるようになっていって内部留保も増えていっている順調な経営をしている社長もいます。
適度に働き、高額の報酬を得て、会社も継続的に成長していっているという、、、
経営に苦しんでいる社長の多くはその原因を外部に求めます。
景気のせいだったり、業界が悪いといってみたり、、、
たしかに多くの業界が下り坂なのは事実です。
衰退業種にいる場合、成長業種にくらべて明らかに儲けにくいです。
しかし同じ業種でも儲けている社長はいますし、その業種を続けているのは自分です。
価格競争が厳しかったり、、、
利益率が低くなっていたり、、、
ネット(オンライン)にうまく対応できていなかったり、、、
広告の効果がなくなっているのにそれにしがみついていたり、、、
こんなことで困ってたり、グチをいったりしながら、現状を我慢して耐え続けていればいつか解決されるのを期待しています。
こういう社長に多いのは、技術的に優れている人。
自分の腕がいいことが逆に経営に悪く作用してしまっています。
なくなりつつあるニーズを技術で埋めるのは不可能です。
彼らは真面目なので研鑽して自分の腕を磨き続けているのですが、やらなければいけないことは腕を磨くことではなく、マーケティングであったり、新規事業であったりとビジネスのスキルアップなのです。
これは本人が直接きづけないことの方が多いので身近でみている先生がアドバイスして気づかせてあげてください。