From 福元友則
経営計画をたてるとき、産みの苦しみを味わうことがあります。
というもの社長が高い目標をかかげたり、高い目標を掲げようとしても社員がなかなかついてきてくれないことがあるからです。
すると社長はこんなことを思い始めます。
「うちにこの目標はまだ早かったのか?」や
「高い目標をたてるのはうちには無理なのか?」
といったことです。
断言しますが、目標は高いほうがいいです。
高ければ高いほどいいです。
株主が外部にいる場合は別ですが、普通の中小企業の株主構成であれば高い目標をもつほど経営はよくなります。
目標は達成してなんぼという人もいますが、それを目標に努力することで人や会社を成長させることができるからです。
低い目標をたててしまうと、目標にむかって努力することがなくなってしまうので成長の機会を失ってしまいます。
色んな会社を見てきて思うのは、安定志向の会社で成長している会社は非常に少ないということ。
逆に成長している会社は安定を避ける傾向にあります。
いかに新しいことに挑戦するか、挑戦し続けるかが成長に必須だからです。
新しいことに挑戦するとなると当然不安になるでしょう。
でも不安な気持ちを抱けることは成長のチャンスなのです。
ビジネスの環境の変化はすさまじいです。
お客さんの要求や基準はどんどん上がっていきますし、ライバルが進化してしまうと自分たちは競争に遅れてしまいます。
ですから、挑戦する、挑戦し続けるというのは生き残るためにも重要なことなのです。
ただし、何でも闇雲に挑戦すればいいという訳ではありません。
その時々での経営状況を考慮しとれるリスクをしっかりとって挑戦してください。
ノーリスク、ノーリターンですが、ハイリスクハイリターンでもいけません。
リスクはお金を失うことばかりではありませんし、リターンもお金ばかりではありません。
お金のこともありますし、経験のこともあります。
お金を失っても経験することが重要な時もありますし、経験よりもお金が重要な時もあります。
それからその程度による場合もあります。
しかしいずれにしても、「やるリスク」を考える社長はいますが、「やらないリスク」を考えれる社長はとても少ないものです。
それからリスクをとってはじめたことはやりきりましょう。
やりきることではじめてリターンがあるものだからです。
成長を1番の喜びにできる会社や組織を作って会社を成長させましょう!