From:高名一成
僕はガジェットが好きなので面白そうなものとか目新しい商品をよく買ってしまいます。
つい最近もとあるスマートリング(指輪)を買いました。
このスマートリングは決済機能があるので、これをはめていれば財布や携帯を持たずにコンビニなどで買い物ができます。
その他にも今年の夏にモバイルバッテリー、スピーカー、スマートグラス(メガネ)etc…をネットで買ったんですが、今だに手元に届かない商品がいくつかあります。
購入したお店からのメールによると「世界的な半導体不足の影響で商品をお届けできません」とのこと。
無いなら売るなと思うところですが、昨今はコロナの影響で世界中で原材料不足が続いています。
そのせいで商品の生産ができなかったり、商品の価格が高騰しています。
最近では輸入食肉が高くスーパーに行くとビックリします。
夏は野菜がものすごく高かったので今度は肉か、、、と思いますが原材料不足により価格が高騰しているのでしかたありません。
お店側が高騰した分を価格転換することは当然です。
今は必然にかられてやっているんだと思いますが、ビジネスではこれを意図的にやることが重要です。
コロナが起きてから飲食店が厳しい、、、とうことばかり取り糺されますが、中には成長しているお店があるのも事実です。
成長しているお店のほとんどは客単価が高い傾向にありました。
限られた外食の機会をいいお店にしようというお客さんの嗜好から選ばれたり、利益の高さを生かしてデリバリーやテイクアウトの販促強化をしたり、客単価が高いお店はお客さんから選ばれ、自らも様々な効果的な手を打つことができました。
今の時代はどんなビジネスも客単価が生命線になります。
客単価の低いビジネスはこのような災害に弱いので、客単価を高めることは経営のリスクヘッジにもつながります。
ですから、原材料不足で価格転換を余儀なくされているビジネスは、これを価格の高い商品を売って客単価を高めるきっかけにしてくれればいいのにと個人的には思います。
多くの経営者は客単価のことはあまり考えていません。
売上を増やすには新規集客だと考えています。
しかし、今の時代、そしてこれからの時代にも重要なのは客単価です。
ぜひ、顧問先にもこの考え方を教えてあげてください。
そして、あなた事務所の客単価、つまり顧問料単価についても考えてみてください。
ー高名一成