From 福元友則
いつかのメルマガでも言いましたが、これからの3年間は勝負の3年になります。
この3年間で色んなことが激変しそうだからです。
まずはデジタル化。
最初はクラウド会計ぐらいの話でしたが、ビジネスをする上でのデジタルの環境が整ってきました。
これによって様々なビジネスが激変します。
小売業界は今回のデジタル化の変化に近いような変化をずっと前から受けています。
それはリーダーカンパニーの大型化。
昔は小売業もお客さんから注文を受けて配達するスタイルが主流だったそうです。
それがスーパーやデパートの出現でお客さんのところに行くスタイルからお客さんに来てもらうスタイルに変化しました。
大幅な事業の効率化です。
この効率化によりお客さんにより安価で商品を提供することが可能になりました。
こうなってくると御用聞きだけでは勝負になりません。
スーパーやデパートが個人商店をどんどん吸収するかのように大型化していきました。
そしてセルフサービス化です。
セルフサービスにすることで人件費の削減が進みました。
これによりさらに事業の効率化がすすみ、そしてさらなる大型化が進みました。
こういった変化が時間をかけて様々な業界を襲おうとしています。
今までは物販事業は効率化しやすい反面、サービス業は効率化が難しいとされてきました。
ですが、サービス業であっても例外ではなくなってきています。
ということは税理士業であっても例外ではないということ。
デジタル化によりついにお客さんのところに行かなくても業務ができるようになりました。
データ入力やデータの確認、原資資料の確認もお客さんとのやりとりも全部デジタル化することで事務所でできます。
さらにお客さんとの面談も事務所にいながら行うことができます。
お客さんのところに訪問していた時よりもコストを削減して、さらによりタイムリーにスピーディーに行うことができます。
こうなってくると大型化が加速する一方です。
今まであった商圏という考え方も時間がたつにつれ薄れていくでしょう。
北海道の先生が沖縄の顧問先を見るのも、沖縄の先生が沖縄の顧問先をみるのも大して時間的にも労力的にもかわならくなるからです。
しかし一方で百貨店は外商部門を強化する動きに出ています。
外商部門を強化することでデジタル化時代に成長しようということです。
これからは、税理士事務所もセルフサービスと外商のような極端なサービス提供のやり方を考えなくてはいけなくなることでしょう。
多くの中小企業により安くより早くよりかんたんにサービスを提供する一方で、お金を払ってくれるお客さんに手厚いサービスを提供するという経営スタイルです。
こうしたメリハリのある経営スタイルをとっていける事務所が今後成長していくことになるでしょう。
先生もぜひ時間をとってメリハリある経営について考えてみてください。
PS.
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