from 福元友則
今までたくさんの社長とお会いしてきました。
優秀な人もそうではない人もいました。
業績がいい社長もいれば、業績が悪い社長もいました。
お話をしてこの社長はきっと業績を伸ばすなと思う社長もいれば、これから業績が悪くなっていくのではないかと思わず心配してしまう社長もいました。
今回のメルマガでは、一体どこでそう感じたのかについて紹介します。
ちなみに業績を伸ばすなと感じた社長の大半は売上を伸ばしていたり、売上は同じながら利益を大幅の伸ばしたりしていました。
逆に業績悪化を心配した社長はやはり業績悪化していることが多かったです。
会社を経営するには色んなことが必要です。
必要な知識やスキルも多岐に渡ります。
ですが、多岐に渡る知識やスキルも大きく分けると2つの整理できます。
その2つとは、攻めと守りです。
業績を伸ばすためには攻めの知識やスキルが必要です。
その会社の強みであったり、置かれている状況によってそれが何か変わることはあります。
売上を作る力に関わる部分が攻めに該当します。
これはどんな状況であってもどんなときでも変わることはありません。
マーケティングに強い社長や会社は業績アップを期待しやすくなります。
逆に業績を維持するためには守りの知識やスキルが必要です。
管理系の知識やスキルがこれに該当します。
会社の社長が経営の勉強をしはじめると業績が伸びなくなることがよくあります。
その理由は管理系の知識を学んでいる可能性が高いからです。
管理はよく行き届いた会社になっていきます。
ですので、そこで働く人やお客さんにとっていい部分もたくさんあります。
しかし管理が行き届けば届くほど魅力に欠ける会社になっていってしまうこともあります。
他と同じような会社になっていってしまうからでしょうか。
一方業績が伸びている会社というのは、攻めの部分が強い会社になります。
知識やスキルセットといった人材もそういう特性を持った人が集まりやすくなります。
すると管理は行き届きにくくなってしまいます。
とてもあやういバランスで会社が成立していたりするので見ていてハラハラしたりもするのですが、なぜか他にはない強烈な個性を感じれたりして、とても魅力的に見えるものです。
お客さんも人材もそういう魅力的な部分に引き寄せられて、また業績アップしていくのでしょう。
もちろんどの会社にも守りを固めなければいけない時もあります。
攻めが大事で守りはどうでもいいといいたいわけでもありません。
しかし中小企業の会社経営というのは攻めがあっても守りであって、守りがあっても攻めではないのも事実です。
攻めの代表的な知識やスキルがマーケティングです。
顧問先にアドバイスをする際に攻めと守りを少し意識してみてください。