from 福元友則
11月に入って1週間がたちます。
色んな先生と話をしていると年末調整の話題が出てくる季節になりました。
2022年も残すところ2ヶ月弱。
そろそろ2023年を考える時期ですね。
2023年の経営計画は2023年に入ってから着手するという人もいますが、僕は11月ごろから着手するのをおすすめしています。
新しい年がはじめる前に計画や準備の期間を持てるようになるからです。
年があけてから着手すると計画や準備に時間がかかってしまいます。
そのため実質は1年が10ヶ月ぐらいになってしまうことも。
また税理士事務所はこの時期、繁忙期なので正直それどころではなくなってしまう事務所も多いことでしょう。
本当は気分を新たにした時が色々とやりやすいものですが、考える時間すらとるのが難しいではスタートダッシュどころの話ではありません。
ですので、年が明ける前に計画や準備の時間をとり1年を12ヶ月で使えるようにしましょう。
また1年の締めくくりの時期に振り返りの時間をとれることも効果的です。
振り返りをすることで何がうまくいって何がうまくいかなかったのか見えてくるようになります。
先生個人ではわかっていてもスタッフ1人1人がどうなのかというとそんなこともまで把握できていなかったり、浸透していなかったりするでしょう。
そうしたことも含めて振り返りをしましょう。
例えばそれを11月上旬にやると、11月、12月といった1年の締めくくりの時間の使い方が変わってくることもよくあります。
色んなことに気をとられていて注意力散漫な状態になっているよりも、自分や事務所の強みや成長したことにフォーカスをあてて行動するほうがいい変化をうみますし、業績アップにもつながりやすくなります。
今までは右にならえで経営できていたのが税理士業界ですが、いよいよそれでは経営できなくなっていくでしょう。
そこで考えてほしいのがお客さんはなぜうちの事務所に頼むべきなのか?という問いの答えです。
この答えから逆算して事務所の強みであったり、差別化要素であったりを作り込みましょう。
この問いの答えを考えると、誰にというターゲットのことであったり、何をというサービスのことだったりを考えることになります。
ただしこの時に1点注意が必要です。
それは今できることの中から考えようとしないこと。
これをやってしまうと今とあまり変わらない、ライバルとあまり代わり映えのしない答えばかりになってしまいます。
これからできるようになることを考えた方が圧倒的にうまくいきます。
ぜひ時間をとって来季のことを考えましょう。
そして新しいことにチャレンジし事務所を成長させていきましょう!