from 福元友則
先日こんなことがありました。
「聞いてよ、今日神田さんがね。」と妻が話しかけてきました。
妻は毎日ぽかぽかを見ているので、神田さんといえばアナウンサーの神田愛花さんのこと。
でもマーケティングコンサルタントの僕にとって神田さんといえば、神田昌典さんになります。
なのでこの後少しだけ話が噛み合いませんでした!笑
「神田さんって言ったら神田昌典さんでしょ?」
「神田さんって言ったら神田愛花だよ。」
みたいなやりとりをして、よく考えたら妻が神田昌典さんの話をする訳ないよなとなりました。
神田さんと神田さん。
1人は神田愛花さん。
ポカポカのメインMCなどアナウンサーとしてひっぱりだこの有名人。
もう1人は神田昌典さん。
日本No.1マーケッターとも呼ばれた経営コンサルタント。
2人の神田さん。
中小企業の経営において参考にするべきはどちらでしょうか?
知名度ばつぐんの神田さん。(神田愛花さん)
権威性ばつぐんの神田さん。(神田昌典さん)
もし先生が知名度をあげて売上を増やそうとするとまあまあ大変なおもいをすることでしょう。
色んな社長からもよく相談を受けて、やってしまっているのが知名度をあげること。
特に広告などで知名度をあげて売上を増やそうとするとびっくりするほど効果がでません。
もしB2C系のビジネスをしていて、すでにみんなが買っているものを売っているという場合や衝動買いをするようなものの場合、多少効果があります。
ですが、B2Bなどのようによく検討してから買うようなものの場合、知名度が高いことと購買を決定することにはほとんど因果関係がありません。
それよりもそのジャンルをよく知っている専門家やその業界の権威と呼ばれる人に信頼をおき購買するでしょう。
ほとんどのビジネスでは、自分のことを知っている人をただ増やすよりも、お客さんに専門家として認知されるほうが売上につながるのです。
お客さんは何か問題を抱えていて、その問題を解決するために、商品やサービスを購買します。
であれば、その問題に詳しい人から買おうと思うのは当然のこと。
お客さんにいかに専門家として認知してもらうかがポイントになってきます。
ところが自分は何の問題の専門家なのかということからよくわかっていない社長をたくさんみかけます。
自分たちが何の専門家なのかお客さんに伝えれていない社長もたくさんいます。
1度広告やパンフレットなどの営業系のツールを確認してアドバイスしましょう。
顧問先の社長にアドバイスする際の参考にしてくださいね。
先生の事務所の方針の参考にもしてくださいね。