from 福元友則
先日宮本さんの事務所の経営計画発表会に参加してきました。
今年はお寺での開催でした。
寺社仏閣好きの僕としては興味津々。
(寺社仏閣好きな先生、色々おすすめしてください。)
住職さんの話でこのお寺は吉田茂元総理の非常にご縁の深いお寺とのこと。
お寺での開催だったからというわけでもないと思いますが、宮本さんの発表から何か覚悟を決めた魂のようなものを感じました。
これからの激変の時代を生き抜くために考え尽くしたのだと思います。
これから中小企業を取り巻く環境は激変します。
それも悪いほうに。
中小企業の数はまだまだ減り続けるでしょう。
減り方は今までよりももっと極端になるかもしれません。
人手不足はなんともし難いでしょう。
色んなところで人手不足を感じるようになってきています。
先日品川のいつも行くお店でランチしようとしたら、人員が足りないためこの時間が席を少なくして営業していますみたいなことが書かれていました。
解消するための投資ができる会社は限られていますし。
働き手も減りますし、お客さんも減ります。
そして賃上げ。
社保もどんどん厳しくなり人手が減っているのに人件費が増えるなんてことになるかもしれません。
とてもじゃないですが、今までと同じ商売のやり方でやっていけません。
方針を大きく変更しなければいけないでしょう。
そういう意味ではハードの投資だけではなく、ソフトの投資も必要でしょう。
この変化に今までの経験やスピード感で対応しようとする社長はほとんど時代の変化についていけないことでしょう。
それにともなって先生の税理士としての顧問先との関わり方も変わっていきます。
作業ベースの関わり方だと事務所の経営が難しくなるかもしれません。
事務所や先生の付加価値で勝負していかなければいけません。
付加価値とは独自の価値のこと。
価値がお客さんがお金を払ってくれるけど他の人にもできる仕事なのだとしたら、付加価値とはお客さんがお願いしてくる他の人にはできない独自の仕事です。
付加価値とはある意味、人そのものですから属人化は免れません。
代替できない属人業務にならないようにするためには事務所として取り組むこと、そのために研究や研修への継続的な投資が欠かせません。
環境が変わるときはチャンスの時です。
誰かのピンチは、誰かのチャンスです。
付加価値を作って、それを事務所の強みとしチャンスを活かしましょう。