From:福元友則
仕事柄色々な経営者に今まで会ってきました。
業種も会社の規模もバラバラです。
ですが、みんな同じ1日24時間で1年は365日。
なのに、会社を大きく成長させることができる社長もいれば、マイナス成長させてしまう社長もいらっしゃいます。
いつしか、その違いが一体どこにあるのか?何からきているのか?とても気になるようになりました。
もちろん学歴や個人の能力は違います。
人脈や実家がお金持ちかどうかなどの背景に違いもあるでしょう。
でもそれはビジネスをはじめる時には大きな違いになりますが、ビジネスを成長させることができるかどうかでいうとそんなに大きな要因ではないと考えています。
ビジネスは社長次第とよく言われます。
つまりその社長の能力の範囲までしか拡大できないということ。
ですから、はじめる時にあったものが大きければそのサイズまでは大きくなるでしょうし、小さければその限りなわけで、こと成長ということに限るとそんなに大きな要因ではないかと。
会社が成長するというのは、社長が成長していることの裏返しになります。
では、社長が成長するというのは何がどう変わるのか?
色んな社長をみてきて、共通することに気づきました。
それは時間軸です。
社長が仕事をする時間軸です。
時間軸が1日の人もいます。
1週間の人もいます。
1ヶ月の人もいます。
3ヶ月の人も半年の人も1年の人もいます。
中には3年、5年、10年という人もいます。
この時間軸が大きくなっていくに従って会社は成長していっています。
例えば、1日の人。
この人は、その日の目の前の仕事つまり業務をこなすことしか考えられていません。
ですから、社長といえどやっていることは社員と同じです。
社員を雇用している社長になると、毎月給料や家賃などの固定費がかかるようになるので最低でも1ヶ月単位で仕事を考えなくてはいけません。
時間軸が1ヶ月ということです。
ところが新しいお客さんを獲得して、仕事を提供し、その料金を受け取るという仕事をするようになると、当然ですがその期間は1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月とかかるようになります。
時間軸が3ヶ月になってます。
これが商品を使って販売するとなってくるとさらに時間軸が伸びます。
こういうプロジェクトの場合、最低半年から1年で考えなくてはいけません。
さらに人材の成長や、そもそものビジネスの成長といったところへの投資となるとその期間は3年とか、下手すると10年単位になってきます。
これはビジネスが大きくなっていくプロセスと同じです。
ビジネスは、最初自分が社員として働き、やがてプロジェクトを管理するようになり、そしてビジネスの責任者、社長になっていきます。
その次の段階になると投資家としてビジネスを成長させる段階になります。
社長がこのように成長していくにつれ、ビジネスも成長するです。
1日でできる仕事は限られますが、1年あればかなり大きな仕事もできるようになります。
ですから長期的な視野をもつことで、ビジネスを成長させることができるようになるのです。
こういったことがわかっている人は、経営計画の重要性もわかっている人が多いですね。
経営計画をたてるということは、長期的な視野をもつことに他ならないからです。
できるだけ時間軸は大きく、長期的な視野をもって仕事にあたるようにしましょう。
ー福元友則