From:高名一成
24日のクリスマスイブのこと。
この日は娘にとって待ち焦がれた日。
理由は当然サンタさんがプレゼントを持ってきてくれるからです。
12月の初旬に娘に「サンタさんに何お願いするの?」と聞いて欲しいものを聞き出しておきました。
娘の今年の希望はキックスクーター。
早速、amazonで調べるとたくさんのスクーターが出てきます。娘はピンク色であればどれでもいいということだったので選ぶのが大変でした。
どれも同じ様に見えるのでどれにすればいいか分からないのです。
値段が安いものは素材がショボいのかなと思いました。遊んでるときに壊れて怪我でもしたら大変だと考え選択肢から除外。
反対に高いものはここまでの金額のものはちょっとな、、、とか思いこれまた除外。
amazonをたくさん調べ、次に楽天を調べ、次に他のネットショップを調べとかなり調べました。
やっぱり、似たようなものしかないなと思いながら見ていると、1つだけ他よりも特徴的なスクーターを発見しました。
どんな特徴があったのかというと、それは素材や機能が特徴的だったわけではありません。
そのスクーターだけ他とはオファーが違ったのです。
そのスクーターは他のスクーターと違い特典がついていたのです。
なので、この特典付きスクーターは、僕にとって他より目にとまる商品になりました。
それからレビューを見て評価などを総合的に判断して最終的に僕はこの特典付きのスクーターを買うことに決めました。
経営戦略では差別化が重要だとよく言われます。
確かに差別化は重要です。差別化ができないとお客さんになかなか選んでもらうことはできません。そして、少しずつ値下がりして採算がとれない商品になってしまいます。
でも、差別化はカンタンなことではありません。
今の商品をライバルと違うものに作り変えるというのはほぼ不可能です。作りかえてもその違いがお客さんにとって理解されない可能性が高いからです。
作り変えるなら完全に新しいものをゼロから作り上げるくらいのことになるのでかなり労力が必要です。
税務顧問で考えればよく分かると思いますが、この商品で差別化を図るのは難しいですよね。
ウチの税務はよその事務所とは○○が違うと言っても、それを理解できるお客さんはほぼいません。
相続やM&Aやコンサルといった新商品を作り上げてもすぐにうまくいきませんよね。
ここで押さえておいてもらいたいのが、差別化とは商品に限った話しではないということです。
僕が買ったスクーターの様にオファーで差別化を図ることもできるのです。
同じ商品でも特典をつけたり、保証をつけたりすれば差別化をはかることができます。
それだけで、見込み客から選ばれる可能性が上がるのです。
これは時間をかけずにすぐできることでもあるので、ライバルとオファーを変えることで差別化を図ってみてください。
ちなみに、ネットでコモディティ商品を買うことをオススメします。いろいろ比べて買うことでオファーで差別化ができることがよく分かると思います。
ー高名一成