経営戦略

ビジネスで最悪な数字は1!

from 福元友則

 

ビジネスで最悪な数字は1です。

 

先生のビジネスや顧問先のビジネスはこのビジネスで最悪な1になっていないでしょうか?

 

今回のコロナショックで余計にそう思います。

 

今まであり得ないと思っていたことが実際に起きているからです。

 

今回はこのことについて説明します。

 

もし11つのクライアントや1つの業界からの売上が収入や利益の大半を占めていては危険です。

 

もし何かのアクシデントでそのクライアントからの契約がなくなればたちまち経営危機になってしまうからです。

 

ですが、中小企業の場合(特に製造業、土建業など)はそうなっていることが多々あります。

 

またインバウンドに特化していた会社やお店は観光客が来なくなってたちまち経営危機におちいっています。

 

ですから、儲かるではなく安定させるためにもお客さんの数や種類はある程度必要です。

 

いつも顧客開拓をし続けなければいけない、しなければ不況に弱い事業になってしまうということです。

 

また、1つの商品から売上がなっている場合も同様に危険です。

 

もし何なからのアクシデントでその商品が提供できないようになってしまった場合、たちまち経営危機になってしまうからです。

 

このような状況になっている会社や事業はたくさんあります。

 

商品が売れているからや、その商品に愛着があるなどの理由で1つの商品に固執するケースがあります。

 

しかし、どんな商品でもいつかは売れなくなるものですし、何が起こるかもわかりません。

 

ですから、リスク分散の意味でも色んな商品を用意していくことが必要です。

 

また商品の提供方法が1つしかない場合も同様です。

 

なんらかの事情でその方法ができなくなってしまった場合、たちまち経営危機になってしまうからです。

 

例えば、飲食店がいままさにこの状況です。

 

食事を作ることができても、お店にきてらって提供できないために今までの収益構造が崩壊してしまいました。

 

今テイクアウトをと言われていますが、テイクアウトがうまくいっているのは以前から取り組んできたところがほとんどなのが実情です。

 

商品の提供方法も1つにこだわるのではなく、複数用意するようにしましょう。

 

販売方法が1つしかない会社もあります。

 

これも規制や技術の変化などで急に経営危機におちいってしまいことがあります。

 

以前まで出せていた広告が出せなくなってしまったために倒産してしまったということもあります。

 

飲食店でも今広告をみてお店にきてくれる人はほとんどいません。

 

一方、以前からお客さんであれば応援のために駆けつけてきてくれたりています。

 

ところが今まではお客さんのほうから来てくれていたためお店から連絡をとるなどしていなかったところは、いざ常連さんに連絡をとろうにも連絡のとりようがなかったりします。

 

顧客リストをつくっておけばとなげいている人がたくさんいます。

 

このように1つになっているものはリスクが高くなってしまいます。

 

ですので、経営計画をたてるときに1になっているところがないかチェックするようにしてください。

 

1を2に、2を3にしながら、悪いものはやめて新しく追加していくのも会社を長く経営するためにはとても大切な仕事になります。

 

事務所も顧問先も見直してみてください。

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