From:高名一成
「これからの税理士業界はどうなると思いますか?」
GWの初日にある税理士の先生と個別セッションをやりました。
これはそのセッションの時に聞かれた質問です。
最近、この質問は他の先生にもよくされるようになりました。
コロナショックで世の中が大きく変わってきているからでしょう。
税理士業界では、今後今までの経営のやり方ではいけない、変わらなければいけないと10年以上前から言われていますよね。
ですが、経営の舵取りを大きく変えた事務所はあまりありません。
組織を変えたり、未知の領域へのチャレンジはカンタンではありませんから。
でも、コロナショックで一気に変わりゆく世の中を前に、たくさんの先生たちが本格的に行動していこうと決断されているような気がします。
今の世の中の急激な変化を目の当たりにすれば、その気持ちの変化も当たり前と言えば当たり前です。
これをきっかけにアフターコロナを勝ち抜く戦略を考え、今から準備をしておくことは大切なことです。
今後は抜本的に変えなければいけないことがたくさん出てきます。
その中でも、最優先で考えなければいけないことは次の2つです。
まず1つ目はオンライン化です。
税理士業界はオンラインに弱い傾向がありますが、今後はそんなことも言ってられません。オンライン化が余儀なくされます。
言い方はよくありませんが、コロナをきっかけに多くの企業がテレワークの利便性や効率性に気づきました。
これはアフターコロナでも推進される働き方になるはずです。
今後は生産性を高めるためにオンラインを取り入れ、対面でしかできない業務や単価の高い業務をオフラインにするなどの棲み分けが重要になります。
それにまた今回の様な事態になった時にオフラインでの仕事しかできないと、いろいろな弊害が出てしまいます。
あと、もう少し長期的な目線で考えると、今後僕たちが仕事をしていく相手というのは自分より年齢が一回りも、場合によっては二回りも下の世代になっていくはずです。
その時彼らはオンラインで仕事するのが当たり前です。
税理士を探すのもwebで情報を調べます。サービス提供や商談もwebを希望します。それに対応できなければ検討すらされなくなってしまいます。
彼らはきっとwebに明るい人をビジネスパートナーに選ぶはずです。
こういった観点からも、オンライン化は必須なのです。
営業、セミナー、サービス提供、情報提供、などをオンラインでできるように準備していきましょう。
次に2つ目ですが、少し長くなってしまったので、これはまた次の機会にしたいと思います。
ー高名一成