from 福元友則
最近色んなコンサルタントの話を聞く機会がありました。
そこでうまくいってないコンサルタントの話をたくさん聞きました。
うまくいっているコンサルタントとうまくいっていないコンサルタントには大きな違いがあるのにはある原因があります。
その原因は、今にあるのではなく過去にあります。
ですので、彼らがその原因に今気づいたとしてももう手遅れなのです。
コンサル業は他の業種と比べても特に戦略性が重要です。
色んなところで戦略と聞くと思いますが、ここでは時間を味方につけれるかどうかだと思ってください。
戦略があるとは、時間を味方につけること
コンサルをはじめてから、今まで何をやってきたか?
ということです。
もっというと何を意識してビジネスをしてきたかです。
戦略がないとは、時間を敵にまわすことになります。
時間を敵にするといつまでたっても成功することができません。
うまくいくかどうかの分かれ目は、コンサルをはじめた初期にあることがほとんどなのです。
コンサルタントの仕事にはメリットがたくさんあります。
しかしデメリットというか不都合なこともあります。
例えば税理士の場合、みんなと同じようにやっていれば普通の業績になると思います。
成功している人の数が少なくて、中間層が多く、うまくいっていない人も少ないという具合です。
しかしコンサルタントはそうではありません。
2極化しています。
しかも2極化の仕方が極端で成功している人が少なく、中間層はほぼいなく、うまくいっていない人がたくさんいる業界です。
なぜそんなことが起きているのでしょうか?
それはコンサル業は人気商売だからです。
同じ士業でいえば、弁護士に近いものがあります。
人気がある人は、どんどん指名がきて、フィーも上がっていく。
面白い仕事や顧客を自分で選ぶことができます。
反対に人気のない人は、大変で面白みもなく安い仕事にありつけれればいいほうです。
仕事がなくて困っているという人も少なくありません。
では、人気を得るためには何をすればいいのでしょうか?
コンサルタントの人気は実績によります。
その人が今までどんな仕事をしてきたか?です。
これからどんな仕事をしてくれるかではありません。
でも、コンサルをはじめたばかりの時には誰も実績はありませんよね?
今人気があるコンサルタントであっても、当然最初は実績がありません。
ですので、彼らも最初は実績がないために仕事をとるに苦労しています。
しかし今は実績があるため、もうその苦労をしなくてもよくなっています。
ですので彼らはコンサルとして成功するためには実績がかかせないと気づいて、実績を時間で買っています。
一方、人気のないコンサルタントは実績がないことを嘆いていつか実績を積むチャンスが転がり込んでくるのを待って時間を失っていってます。
もうこの話の結末はおわかりだと思いますが、このコンサルタントにそのチャンスはきっと巡ってこないでしょう。
なぜならコンサル業とはそういう仕事だからです。
こういう不都合な事実があるのですが、それに気づいていない人がたくさんいます。
むしろ気づきたくないとか、気づかないふりをしている人の方が多いかもしれません。
コンサル初はいかにできるだけ早く確実に実績を積みかが一番重要になってきます。
儲かるかどうかではありません。
実績さえ積めれば、それは後からどうにでもなります。
コンサルをはじようと思っている先生やはじめたばかりの先生は、ぜひ実績をキーワードにあれこれ考えてみてください。