from 福元友則
MAPの栗林さんと打ち合わせをしていた時のこと。
「福元さん、注目しているビジネスってありますか?」
と質問されました。
先生も同じような質問を顧問先の社長からされた経験がおありかもしれませんね。
その時に考えたのは、いいビジネスとは何か?ということです。
いいビジネスの条件ということですね。
今はコロナショックもあって、新しいことに取り組んでいかなければいけないという空気もでてきましたので、メルマガで紹介することにしました。
1つ目は、リピートが望めるビジネスです。
ビジネスをしていて一番難しいのは新規客を獲得することです。
ここにお金も時間も労力も1番かかります。
1回きりのお客さんがたくさんいても儲かるビジネスにはなりません。
さらに初回の取引で儲けようとするとさらに難易度が高くなってしまいます。
「損して得とれ」ということわざもあるぐらいです。
初回は損をしても顧客獲得に専念し2回目以降の取引で儲けるようすると
ビジネスが回り始めます。
よく新規客を獲得するためにはどうしたらいいですか?と質問をいただきます。
この答えは、2回目以降の取引で儲けるようにすることなのです。
部分最適をはかるのではなく、全体最適をはかるようにすると
ビジネスがうまくまわりはじめるのです。
そのためにはリピートが絶対に必要なのです。
2つめは、チャンスがあるかどうか?です。
ここでいうチャンスとは、需要と供給のギャップのことです。
お客さんが望んでいるにもかかわらずまだ解決されていない問題があるのなら
そこにはチャンスがあります。
もし何かを学んだり始めたりするのなら、チャンスを中心に考えたほうがいいです。
お客さんの問題解決をするための何かをはじめるということです。
反対は、自分のために始めるのはギャンブルになりやすいです。
できるようになりましたが、顧客獲得ができませんというのはたいていこのタイプの方がする質問だからです。
今はコロナでどこも課題が顕在化していますので、顧問先の問題も見つけやすいのではないかと思います。
3つめは、商圏内で見込客は十分いるか?です。
もしリピートのあるビジネスで、チャンスもあるとします。
でもそのお客さんが自分の周りにいなかったら意味がありません。
いたとしても、1人2人でもいけません。
どこかにいるけどどこかはわからないでは困ってしまうのです。
商圏を広げることは、それだけコストもかかります。
(やることを変えなくても商圏もせまく設定しなおすだけで儲かるようになる会社もあるぐらいです。)
自分の商圏内で十分なお客さんが見込めることをはじめましょう。
色々紹介しましたが、まずは目の前にいるお客さんにもっと貢献することからはじめることです。
同じお客さんに違うものを売るのと、違うお客さんに違うものを売るのとでは
難易度が全く違いますからね。
顧問先の社長からもされる質問だと思うのでぜひ参考にしてください。