from 福元友則
税理士をはじめとした士業やコンサルタントなどの専門家にとって勉強は欠かすことができないものであることは言うまでもありません。
本を読むこともそうです。
セミナーに参加することもそうです。
他の専門家とディスカッションすることもそうですし、アドバイスを受けることもそうです。(自分のことは自分が一番わからないものです。)
成長が遅い専門家はインプットが足りないことがほとんどです。
例えば、僕の尊敬する方から聞いた話。
部下に読むようすすめた本を1週間たっても読んでいなかったらやる気がない、見込みがないと判断すると言っていました。
よく本を読む時間がないと言いますが、食事をしながらでも、電車に乗った時にでも、待ち合わせの前の時間にでも、夜寝る前にでも、時間はつくれます。
5分あれば本を読めますからね。
そういう学習に対する意欲がない人は伸びないといいたかったのだと思ってます。(それを聞いてから、すぐに本を読むようにしました。)
学習といえども色々です。
読書もありますし、セミナーに参加するのもあります。
色々ある学習方法の中で1番おすすめの方法。
それは、、、
学ぶことは、専門家にとって「仕入れ」です。
もしこれが小売業であるなら、仕入れがなければ売上もありません。
いい商品を仕入れたほうが、売上につながる可能性も高くなるでしょう。
これが専門家なら、学びが多ければ多いほど売上になりやすいです。
学びの質が高ければ高いほど売上につながりやすくなります。
ですので、意識的に学ぶようにしなければいけません。
間違ってもやる気がある時は学び、ない時は学ばないなんてことはいけません。
小売業でやる気がないから仕入れをしないなんて聞いたことありません。
量はわかりやすいのでいいと思うのですが、質についてアドバイスします。
質の高い学びにするにはコツがあります。
それは、自分のために学ぶのか?
それともお客さんのために学ぶのか?
前者に比べて後者の方が圧倒的に学びの質が高くなります。
これを「教えるために学ぶ」といいます。
知識ではなく、経験ということですね。
インプットのためのインプットではなく、アウトプットのためのインプットをしましょう。
これによる学習効果はてきめんです。
今から思えば僕も駆け出しのころ、まさにこの学習スタイルをとっていました。
税理士事務所の場合、経営について学習することはすぐに顧問先にフィードバックできるのでまさにこの環境が整っていることになります。
ぜひ意識してチャレンジしてみてください!