From:福元友則
僕は仕事柄多くの会社を見てきました。
そこでいつも思うのは会社は生き物だなということです。
今がどんな業績やどんな状態であったとしても会社が生きてさえしれば、これから成長して挽回できます。
逆に死にかけている会社の場合、今がどんなにいい状態だとしても、これから停滞しくことが予想されます。
何をもって会社が生きていたり死んでいたり感じるのかというと、、、
ほとんどはそこで働く人を見て感じます。
では、どんなポイントでこの会社は生きているなと感じるのかというポイントを紹介します。ぜひ自分の事務所でチェックしてみてください。
「新しいことに挑戦する姿勢」
会社を生きている状態に保つには、会社が動いている状況をキープすることが必要です。それは業績をよくし続けるということだけを意味するのではなく、常に何か変化がありさえすればいいのです。
変化が乏しい会社は、管理に重きが置かれている傾向が強く慣例などに縛られ変化を嫌います。
今は一つのビジネスモデルの寿命がものすごく短くなっています。今はまだ大丈夫だと思っていても、ある日突然急激な変化に巻き込まれてしまうことさえあります。
そんな時、変化に慣れていない会社は新しい1歩を踏み出すスピードが遅くなってしまい結局時間をかけて出した1歩は競合から抜け出す1歩ではなく、もう置いていかれてしまっているなんてこともあります。
ですから、日頃から社内で挑戦や変化を歓迎する雰囲気と、そういうマインドを持つ社員を育てておかなければいけません。
これは、常に新しい業務に挑戦をする風土を築くことで養われます。
現状を維持する方向性しかなかったり、社員が新しいことに挑戦したがらない傾向があると感じられる先生は、社内に挑戦するという風土づくりが必要です。
挑戦することは、挑戦することそのものに意味があるのでその結果を問わないことも重要な場合があります。(途中で投げ出すのを許容するということではありません。最後までやり遂げることが大事ですが、その結果については評価の対象外とするということです。)
失敗に対する評価の仕方が重要です。
生きている会社は、失敗を経験ととらえます。
死んでいる会社は、失敗を損失ととらえます。
ですので、どんどん失敗するということはどんどん経験豊かな人材だということです。逆に失敗したことがない人材は、経験がない人材だと言えるわけです。
これからは常に新しいことを手探りで進めていくことが求められる時代です。そんな中で、変化を歓迎し、失敗を恐れず、逆に経験にできる人材がいる会社というのは会社の1番の強みになります。
ぜひこういう人材を育成していきましょう。
(ほとんどのケースで、そういう人材のタマゴは社内にいます。)
ー福元友則