From:福元友則
税理士業界は今後ものすごい勢いで2極化していきます。
今までにも何度もお伝えしてきたことですが、それを説明するのにすごく便利なテンプレートを見つけましたので紹介します。
それは「シンプリファイの法則」です。
この法則、リチャード・コッチという人が提唱しているのですが、この名前に聞き覚えありますか?
もし知っていたらかなり勉強熱心な方だと思いますが、この人めちゃくちゃ有名な人なんです。
「20:80の法則」を発見し提唱したのが、リチャード・コッチなんです。
そのコッチが企業の成功のカギは「シンプリファイの法則」にあると言っています。
このシンプリファイの法則ですが、この法則を実践することで「爆発的な成長の起爆剤」になり、かつ「利益率が高まる」というメリットがあります。
税理士事務所の規模を急拡大しながら、高利益率が期待できるということです。
では、気になるシンプリファイの法則ですが、何をするのかというと、、、
会社をシンプル化することです。
会社は大きくなりに従い、いろいろと複雑になっていきます。
この複雑化が、余分なコストや余分なプロセス、余分な思考という経営のムダを生んでしまい、それが成長を鈍化させていきます。
それをシンプル化するというのはつまるところ「経営のイノベーションの近道」なのです。しかも、シンプル化を実現する方法はたった2つしかありません。
それは「価格のシンプル化」か「プロポジションのシンプル化」のみです。
「価格のシンプル化」とは、そのままなのですが、特徴的なのは、「商品の価格を半額以下にすること」です。
今は税理士業界の年間顧問料の相場は約45万円だと言われていますが、これに当てはめると「22.5万円」にするということです。
月額で言うとメインを15,000円ぐらいにするということです。(今はだいたい3万円前後ぐらいが相場かと思います。)
これを、品質を落としてて提供してはいけません。
提供手段を変えることで、効率をアップさせて実現することが重要です。
多いのはセルフサービス化だそうです。
価格のシンプル化に取り組むときのポイントですが、
①シンプル化することで、製造コストと提供コストが大幅に下がるサービスをつくること
②サービスを「金のかかるサービス」と「金のかからないサービス」に分けること
③顧問先が必要だと感じていない「金のかかるサービス」をやめること
です。
そして注意点は、劇的な値下げにより市場を急拡大させることになる戦略なので、その受け入れ体制をしっかり作る必要があります。
非常に単純な戦略ですが、この戦略を採用する場合、かなり思い切り方向展開する決断をしなければいけませんよね!
長くなってきたので、「プロポジションのシンプル化」は次回説明します。
ー福元友則