From:福元友則
コンサルタントをしていると色んなタイプの起業家に出会います。
そんな中で最近とくに感じたことをシェアしたいと思います。
ビジネス初心者だったり、年商の起業家に共通する課題の1つ。
それは自分のビジネスの課題を見つけ出す能力。
そのための解決方法を論理的に考える思考力も含めます。
自分でたどり着いた課題ではなく、自分で腑に落ちた課題ではないから、そのことについて考えようとしません。
すると
「どうすればいいですか?」とか
「何をすればいいですか?」みたいな
指示待ちみたいなアクションをとってしまいます。
結果が出ないのは答えを知らないからで結果が出る人は答えを知っていたからだという理屈で動いている人は危険です。
成功している人は答えを知っていた人ではありません。
答えなんてないですからね。
それは、ケースバイケースなので人によっても違うし、その時その時の状況によっても違います。
成功している人に共通するのは、道なき道を行く覚悟と、その道を正解にする力なのです。
正解に行ったのではなく、行くところを正解にする力。
これこそが起業家に必須の能力です。
そのためには、様々な能力が求められます。
例えば、正解を導きだす力には、これは行動の早さと改善力が求められます。
行動を早くすることで、テストをたくさん行えるようになります。
ビジネスをするとどうしても高くつくのが固定費。
固定費は、何をしても、何もしなくてもかかってしまうコストです。
固定費は通常月単位で課金されます。
ですので、1ヶ月にかかるコストは同じ。
例えば1ヶ月の固定費が100万円だとします。
1ヶ月に1回テストをすると1回のコストは100万円になります。
1ヶ月に2回テストをすると1回のコストは50万円になります。
当然ですが、合格点(損益分岐点)が変わってきます。
2ヶ月に1回しかテストできないと1回のコストは200万円になってしまいます。
つまり同じことをしても早さが違うだけで、そのテストの合格点が変わってしまうのです。
ですから、同じようなアウトプットしか出せないなら早いほうがいいに決まってますし、結果を2倍にするよりも早さを2倍にするほうが自分でコントロールも効きます。
ですから、営業やマーケティングにおいて早さはとても重要なポイントになってきます。
次に改善力。
自分の行った行動を捨てるか改善するかを判断する能力が求められます。
起業家であれば、行った方法を改善するほうが結果が出るのが早いか、違う方法に変えた方が結果が出るのが早いか判断しなくてもいけない場面すると思います。
そんな時に、どういう理屈のもとで判断を下せるか。
ちなみに理屈がない場合、そこには再現性がないことになりますので、次に同じような場面に遭遇した時、悪い意味で前とは違う判断をする可能性があります。(悪い意味というのは、改善してとかそういうことではなく、その場の空気とか感情に左右されているだけだということです。)
概念化能力や抽象化能力が求められてきます。
似たケース違うケースから、今回の判断を下す足がかりを見つける能力です。
こういう能力を鍛えていくと、テストを行う回数が増えれば増えるほどその時その時の正解(結果)を導きだせる確率が高くなっていきます。
この2つ、行動の早さと改善力を例に出しました。
この2つだけをとってみても、うまくいっている人とそうではない人ではものすごい差がつきます。
どちらがすぐにできるかというと、早さの方です。
抽象化能力とかは、足りないとわかっていてもすぐにできるようにはなりません。
ですから、仕事はスピードだと言われています。(仕事によっては、スピードを損なっても安全に行うことが優先されるものもありますが、ここでは一般的なこととして言っています。)
悩んだり考えたりするぐらいなら、早く失敗したほうがビジネスは成長します。
ですから、とにかくどんどんやってみる。
行動の早さを課題にしてみるのはいかがでしょうか?
ー福元友則