経営戦略

業績を上げたかったら目標を立ててはいけない!

From:福元友則

 

よく経営書などで目標をたてなさいとありますが、目標を立てる際には気をつけなければいけないことがあります。

 

例えば、顧問先の社長。今年の売上目標はいくらいくらと言っていたのに、全然達成できそうにないなとか、いつも全く達成しないどことかおしくもないなと思うことってありません?

 

自分の事務所でも同じで、今年は売上をいくらにするぞと目標をたてても全然達成しないなと思うことってありません?

 

でも経営において目標はたてなければいけないとどこでも言われます。

 

目標については、色んな人が色んなことを言っていますが、よくあるのは「目標を決めることで、引き寄せられる」みたいな意見です。

 

これは「ザ・シークレット」などで有名になった引き寄せの法則のことかと思うのですが、この手の引き寄せの法則には注意が必要です。

 

(引き寄せの法則とは、欲しいもの、手に入れたいものを明確にすると向こうからこっちに寄ってくるようになるみたいな考えです。)

 

確かに、自分の欲しいもの、目標を明確にすることでそれを手にすることができるようになる人もいます。

 

ですが、ほとんどの人はその逆になってしまうのです。

 

夢見ることは、自分を夢から遠ざけることになってしまいます。
欲しいものを手にいれるチャンスを遠ざけてしまうこともわかっています。

 

人間の脳は、理想と現実の区別ができるようにはできていません。
幻想と現実を分けて認識することが苦手なのです。(代表的なのが、映画ですね。)

 

脳は、夢を見るとそれを現実のものと勘違いしてしまうかもしれないのです。

 

それによって、目標を達成するのに必要なことをする意欲がなくなってしまいます。

 

なぜなら、脳は目標を立てたことで、それを達成したと錯覚してしまうからです。

 

冒頭の顧問先の社長はなぜ毎年毎年、目標をたてているのに達成をできないのかというと皮肉ですが、目標をたてているからなのです。

 

例えば、ダイエット。

 

やせた自分を想像するといったポジティブなイメージを浮かべた人と、ネガティブなイメージを浮かべてダイエットをした人とでは、ネガティブなイメージでダイエットをした人に比べて、ポジティブなイメージでダイエットをした人とでは、10キロほど差がありました。

 

もちろん多く減らせれたのは、ネガティブなイメージをした人です。

 

なので、目標をたててはいけないのです。

 

正確には目標だけをたててはいけません。
目標をたてると、それで安心して終わってしまうのです。

 

なので、目標をたてるときは一緒に「どうやったら目標を達成できるか?その障害になるものは何か?それを克服するためにはどうすればいいか?」
を考えなければいけません。

 

このことを計画を立てるといいます。

 

大切なことは、目標だけをたてるとそこで終わってしまいます。
無駄な1年を過ごすことになってしまいます。

 

なので、目標と計画はセット。
同時にたてなけれないけないということです。

 

なかなか目標を達成できないという人は、計画やアクションプランがないことがほとんどです。

 

ぜひ目標をたてる際には、同時に、一緒に、計画やアクションプランもたてるようにしてくださいね!

 

ー福元友則

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