From:福元友則
「1年の計は元旦にあり」と言われますが、今年の計画は立てましたか?
もう立てたよとという人もまだこれからという人もいるかと思います。
こういう仕事をしてますと、
人の目標(個人であったり、会社や部門であったり様々ですが)を聞くことが多いんですが、その目標の立て方で大丈夫かなと思うことがよくあります。
というのも、目標の意味をきちんとわかっているのかなと思うからなんです。
そもそも目標というのは、
「目印」のことをいいます。
目的を達成するために設けた目印ということです。
最終的に辿り着きたい場所があって(これが目的ですね)、そこに向かっていくための途中途中でのポイントに目印を設けるという感じです。
目標も目的も同じ目という字が使われていますが、標と的が違いますよね。
「標はしるし」「的はまと」です。
ちなみに目的とは、到達したい状態として、行動を方向づけるもの。だそうです。
よく感じる違和感は、目的がないのに目標があるってどうなってるの?ということなのです。
なのでまずは目的を定めないと目標なんてでてこない訳で、でも目的を定めるのって難しいんですよね。
なぜかというと、目的って抽象的だからです。
なぜそれをやるのか?という理由や動機でもある訳です。
こればっかりは人それぞれなのでなんとも言えないんですが、それによって自分のやる気がかきたてられるものでないといけません。モチベーションの源泉です。
これだけだとわかりづらいと思うので、僕は7年後になっていたい姿、状態をとりあえずの目的としています。
そして、そこから逆算して1年後、3年後、5年後と考えてこれだと届かないなとか、これだと無理しすぎだなとか考えて1年後の状態を調整していってます。
それを1年後にうまく進めているかどうかを確認する地点を記すのが目標になるので、これは具体的でないといけないんですね。
なので、僕の場合、目標を状態で設定しているので、その状態を数値にするとどうなるだろうというのを考えるのに結構時間がかかります。(税理士事務所が経営計画をつくると先に数字から入りがちですが、順番は逆だと思ってます。)
僕は、以前やったストレングスファインダーという自分の強みを診断するテストがあるのですが、(面白いのでぜひやってみることをおすすめしますよ)、目標達成志向というのがあまりなく、プロセス志向が強いという診断がでてまして、、、
何がなんでも目標を達成するんだというよりも、そのプロセスを重視するタイプのようです。
マグレでも偶然でもなんでもいいから目標を達成していくというよりは、この目標を達成するためにはこれをやって、これをやって、これをやると達成できるんじゃないかと予測をし、仮設をつくり、結果を検証していくタイプだということです。
やったけど、達成できなかったら仮設がまちがっているわけなので、それを修正すればいいわけですし、(目標を修正するということです)やれなかったのなら、なぜやれなかったのか原因を追求して、次はやれるようにすればいい訳ですしという考え方です。
その目標を達成するために、どうやってやるかを考える、プロセスをつくる(つまりセールスよりマーケティングの方が性にあってるわけです。)ほうが楽しく、そのプロセスを最適化していくように計画を立てていくタイプなんですね。
なので、数値目標とか先にあっても特にやる気にならないんですね。
目的が定まっていれば、目標の修正ってそんな難しくもないですしね。
ということで、新年ですし、少し時間をとってまずは目的(7年後のあるべき姿)をしっかり考えるのがいいのではと思います。
ぜひ1月中にチャレンジしてみてください!
ー福元友則