From:高名一成
僕たちの事業の1つにマーケティングコンサルタント育成があります。
この事業をやっていると、よく所長先生から「誰を担当にすればいいですか?」という質問を受けます。
マーケティングコンサルに限った話ではありませんが、担当者選びはとても重要ですよね。
その担当者次第で部門が伸びるかどうかが決まってきます。
だから、慎重に選ばなければいけません。
特に付加価値業務の場合はトップダウンでやらせると「こういうことをやりたくて税理士事務所に入ったんじゃない」と反発されてしまうことがあります。
ひどい場合は退職につながってしまいます。
なので、まずは事務所の中でその業務に関心があったり、やりたいという人を見つけることが大切です。
もし、いればその人は担当者候補です。
例えばマーケティングコンサルでいうと、MAS監査担当者になることが多いです。
MAS監査をやっていれば売上のアドバイスの必要性を感じている人が多いからです。
でも、中には担当者候補がいない、、、というケースもあります。
やりたいんだけど、適任の担当者がいないからやることができない、、、と歯がゆい思いをしている先生は少なくありません。
その場合は適正な人材を雇うことを考えなければいけませんが、それはもう少し後の話。
担当者を作れないのであれば、まずは所長先生が担当者としてやってください。
むしろ、担当者がいても所長先生が先導してやる必要があります。(特に20人規模くらいの事務所までは)
20人規模くらいまでの事務所だとトップが背中を見せないと動かないケースが多いからです。
そして、なるべく早期に実績を作り、その付加価値業務がもたらす経営的な意味やお客さんの声を事務所にフィードバックしてあげてください。
すると「自分もやってみたい」「顧問先のためになるならば」とやりたいという人が必ず出てきます。
その結果、事務所内の付加価値業務へ取り組む環境ができてきます。
新たな人材を雇うのはこれが出来てからです。
この環境ができていないのに採用をしても、ほぼうまくいきません。
ここまで説明した通り、うまくいくようになるまでにはこの様なプロセスをたどるため、部門が形になるのにある程度時間がかかります。
ですから、早く動きだしましょう。
コロナ時代はスピートがとても大切です。
今すぐ動き出しましょう。
やらないと何も変わらないので、今日からはじめの一歩を踏み出して行動していきましょう!
ー高名一成