from 福元友則
最近GoToイートが話題になってますね。
どこも即日完売の状況のようです。
例えば、京都では26日に3回目の予約販売の受付をするそうですが、過去2回と変えて正午と21時に分割するそうです。また無制限だった申し込み回数も1人1回に限定するのだとか。
それもこれをすぐに売り切れてしまったせい。
7日の先行販売分の10万冊は5時間で完売。
20日の20万冊はわずか40分で売り切れてしまったそうです。
先日、京都の財up商売繁盛の会の講師をした時の懇親会で主催の稲井さんに様子を聞いたら申し込めたそうですが、全然つながらなくて大変だったと嘆いてました。
GoToトラベルも週末や年末年始などは売り切れて行ってるようですし、経済も回り始めたのかもしれませんね。
飲食店や旅行業などこれで息を吹き返してくれるのを祈るばかりです。
今回はコロナをうけて特需で発生した政府主導のキャンペーンです。
ですので、業種が限定されていますが、多くの会社が売上アップを期待してキャンペーンを企画したり、実施したりしているのではないでしょうか。
会員の先生からも顧問先のキャンペーンについて相談されたりします。
キャンペーンを会社の今後の業績につなげるにはコツがあります。
ですが、ほとんどの会社はできていません。
GoToキャンペーンでも残念ながらほとんどの会社はうまく活用できていないのではないかと思います。
キャンペーンの多くは、新規のお客さんを獲得するために開催されます。
もし顧問先が一見さんビジネスをしているのであれば、キャンペーンにたくさんお客さんが来てくれれば成功なのでしょう。
(インバウンドを代表する新規型のビジネスは脆いのでおすすめはしません。)
しかし、ほとんどのビジネスはそうではありません。
お客さんと繰り返し何度も何度も取引することで利益をあげ、経営できているはずです。
であれば、何度もお客さんにリピートしてもらってはじめて成功といえるはずです。
ところがキャンペーンに集中しすぎて、新規のお客さんにリピートしてもらうための行動が抜け落ちていることが大半です。
ですので、キャンペーンをやると一時的に売上が上がるのですが、その後売上は落ちてしまいます。
本来はキャンペーンをやった後は継続的に売上が増えるようにしなければいけません。
もし顧問先がキャンペーンを企画している時には、ぜひこの点をアドバイスしてあげてくいださい。
これだけでもその後の大きく業績変わっていきますので。