from 福元友則
これからの10年、2020年代はとんでもない大変化が起きます。
おそらくですが、2010年代の10年で起きたような変化が2,3年で起き続けます。
2020年代の終わり頃には10年分の変化が1年で起きる、それぐらいの変化の早さになってくのではないでしょうか、、、
2020年代はこれまでにあった多くの産業が消えたり、または全く新しい形態に置き換えられていきます。
身近な例でいえば、金融業。
特に銀行の経営がとても大変。
既存のビジネスモデルがこわれ、今まさに全く新しい銀行に生まれ変わらなければいけない事態に直面しています。
僕が大学生だった20年前は銀行はとても人気でした。
年収もよく将来安泰で周囲の評価も高かったため保守的な優秀な人がこぞって就職していったものです。
ところが今は、人材業界は銀行業界で溢れかえっているそうです。
みんな銀行の将来を不安に思い転職活動をしているようです。
何が銀行にそんな変化をもたらしたのかといえば、
ブロックチェーンです。
ブロックチェーンの細かい説明は省きますが、ブロックチェーンは情報をアクセスできる全ての人で共有できるということです。
これにより原本、コピーの問題がなくなり、信用のない第三者との取引に対しても信頼できる第三者の仲介が必要なくなりました。
これにより、お金が必要な人とお金を持っている人が信頼できる第三者の仲介がなくても安全に取引することができるようになりました。
今まで預金を集め、そのお金を企業に貸すことで利ざやを得ていた銀行は仲介業だったためこの仲介が必要なくなるブロックチェーンが脅威になり、ビジネスモデルの変換をしいられているのです。
今後これと同じような変化が次々と起こります。
エンドユーザーとエンドユーザーが直接結びつくことや生産者とエンドユーザーが直接結びつくことが可能となるためです。
今後このような変化があらゆる業界で起こってきます。
もちろん税理士業界も例外ではありません。
むしろデジタルの置き換えやすい数字を扱っていて、仲介に近い業務をメインにしていることを考えると、近い将来業界に大変化が訪れるように感じます。
ですので、2021年は事務所を変化させる1年にしなければいけません。
環境はゆっくりと変化するのではなく、シグナルを発見したら一気に変化せざるを得ないそんな数年を迎えることになると思います。
ぜひ今後の事業領域を幹部の方と話し合う時間をとってください。
変化するかどうか?ではなく、どう変化するかの問題ですので。