経営戦略

業績をあげたい先生が決算説明の時にやっておいたほうがいいこと!

from 福元友則

 

今回は、確定申告の時期にぜひやっておいていただきたいことについての記事になります。

 

以前のメルマガでもたびたび書いてますが、確定申告の時期はたくさんの社長に会います。

 

この面談をどう活かすかが今年来年の税理士事務所の経営を左右するかもしれません。

 

この面談を通して顧問先との関係性を強化できるか?強化できないか?

 

で、今後価格競争に巻き込まれたり顧問先が減るのを回避できるかもしれません。

 

決算説明などの機会をうまく活用して顧問先との関係性を強化してください。

 

まず関係性を強化できない場合はどのようなケースかを説明します。

 

今もし確定申告の説明で昨年の売上がいくらで所得がいくらで税金がいくらですみたいな説明をしていたとしたら、顧問先との関係を強化できません。

 

場合によっては業務を通じて関係性が希薄になっていっているかもしれないまであります。

 

では、どうすれば関係性の強化につながるのかというと、、、

 

「ゴールを掲げる」ようにしてください。

 

顧問先の来季の経営目標を設定して共通認識とするようにするのです。

 

人は仕事の成果基準があいまいだったりすると、幸福度が下がります。

 

人間関係でも将来のことが不明確な夫婦関係や恋愛関係は遅かれ早かれ破綻につながってしまいます。

 

先がわからないというのは不安を招き、その不安はお互いの関係性にも影響してしまうのです。

 

人はゴールがみえているほうが、やるべきことが明確になり、安心して行動を起こせるようになります。

 

先生は顧問先の来季の目標を設定できると、顧問先に対する影響力を増すことができます。

 

以後のすべての話、すべてのことが目標達成にプラスのことかマイナスのことかという視点で話をすることができるようになるからです。

 

先生の話が税金のことから自分の目標達成に変わるのです。

 

税金のことだと納税のタイミングや高額投資のタイミングなど1年を通してわずかしか社長の興味を引くことができません。

 

しかし自分の目標達成ということであればどうでしょう?

今まで経理資料に全く関心を示さず資料の提供も何度も何度も請求してやっと対応してもらえるような先でも、早く結果を知りたいと早期月次決算に協力的になることもあります。

 

先生との面談にそんなに積極的ではなかった社長が、先生に会いたいと連絡しれくるようになるかもしれません。

 

ゴールを掲げることが顧問先の社長と先生との関係が180度変える可能性があるのです。

 

これをいつやってもいいのですが、期の途中でやるのも変なタイミングなのでぜひ決算のタイミングでどんどんやっていってください。

 

ただし一つ注意点があります。

 

目標を相手に押し付けるようになってしまうと逆効果になってしまうので気をつけてください。

 

目標達成が社長にとって魅力的であってはじめて効果が出ますのでどの点をお忘れなく。

 

ぜひ今年の確定申告以降チャレンジしてください。

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