From:高名一成
昨日は久々の出張。
商売繁盛の会の5回目の講義でした。
商売繁盛の会は税理士事務所が主催する売上アップの勉強会で顧問先や地域の中小企業が参加しています。
勉強会が始まる数時間前に主催事務所にうかがい打ち合わせをしました。
打ち合わせで参加企業の現状や売上アップの取り組みの進捗を聞くと、勉強会で学んだことを行動に移し結果が出ている参加者が多いという報告を聞くことができました。
参加企業の中の飲食店はたった数週間で顧客リストを300件集め、そこにリピート対策をかけることでリピート率アップに成功していました。
他にも客単価アップのテクニックを使い、客単価アップに成功したエステ店やパン屋さんなど、素晴らしい報告がありました。
コロナ禍にも関わらず素晴らしい成果です。
もちろん、主催事務所の先生や担当者によるフォローアップやサポートがあっての成果だと思いますが、どんな状況になってもマーケティングのセオリーは通用するし、マーケティングをやればコロナにも負けないということをあらためて感じさせられました。
特に重要なのが顧客リストです。
顧客リストをきちんと作っている会社はコロナの被害を最小限に止めることができています。
それどころか、売上を伸ばしているところが多いくらいです。
逆に顧客リストが無いところは、売上アップの打ち手が無く八方塞がりの状態になってしまったり、売上を取り逃がしてしまっています。
最近こんなことがありました。
以前よく行っていた近所の飲食店に久しぶりに行ったんですが、行ってみるとメニューがかなり新しくなっていました。
そのことを店主と話していたら、少しでもお客さんに来てもらいたいから新しいメニューを増やしたんですと言っていました。
それは集客においていいことだと思うんですが、僕は新しいメニューのことを知りませんでした。
たまたま僕のタイミングでお店に行ってはじめて分かったことです。
でも、そのお知らせがお店から届けば、僕はそのタイミングでお店に行ったはずです。
もっと早くお店に行って、もっと早くお店でお金を使ったはずなんです。
ですが、顧客リストが無いとそれはできません。
もっと言うと、顧客リストを作って集客するという考えそのものがお店にはありません。
だから、これを教えてあげることにはすごい価値があります。
それにこれは今までやっていないことなので、やればほぼ確実に結果が出ます。
顧客リストは来店型のお店の場合、短期間で多くのリストを集めることができます。
昨日の商売繁盛の会の参加者は数週間で300件集めましたし、3日で80件集めたという例もあるくらいです。
こういったことから考えると、たった1ヶ月で業績をガラッと変えることは不可能ではありません。
僕たちの業界では「顧客リストのないビジネスはビジネスではない」と言われるくらい重要なものです。
顧問先に顧客リストが無いところがあれば、顧客リストの重要性を教えてあげてください。
そして、顧客リスト作りをサポートしてあげてください。
これが今とても重要な経営支援です。
ー高名一成