From 福元友則
税理士事務所が繁忙期を抜けるまであと1ヶ月弱ですね。
まだ忙しいというか先生や事務所によっては今月が忙しさのピークかもしれません。
ですが、それもあと少しのことです。
繁忙期を抜けた今後のことを考えながら楽しみに過ごしてください。
これからは法人決算がメインになります。
ですので、経営計画に関わる機会も増えるかと思います。
経営計画をたてるのはビジネスの基本です。
ですが、経営計画のない会社は意外と多いというか大半がないというか、、、
先生の事務所もそうですが顧問先にも積極的に推奨してください。
経営計画を作っても意味がなかったという社長もいらっしゃるかもしれません。
そういう社長はもしかしたら経営計画を勘違いしているのかもしれません。
自己啓発の世界でよくある目標を紙に書くと願いが叶う的なことを思っているのかもしれません。
当たり前ですが、そんなことはありません。
経営計画をたてるだけで会社が成長するのであれば、すべての会社が成長しています。
では、経営計画をたてるのはなぜか?
それは高い目標を掲げ、そこに向かって努力をすることで会社を成長させるためです。
ですから、目標を達成することが最終目的ではありません。
あくまでも目標達成のためのプロセスを通じて会社を成長させることが目的です。
人は同じことを繰り返す中で成長できません。
脳には生命維持のために備わった現状維持プログラムがあります。
この生命維持プログラムは非常に強力なので、同じことを繰り返すことが優先されてしまいます。
そのためかなり意識的にやらないと変化を選択することができません。
変化がないということは成長する機会もないということです。
成長できないということは後退することになり、衰退することにつながります。
ですから、社長は常に会社を変化させ続け、それを成長に結び付けなければいけません。
その機会を提供できるのが、経営計画をたてることであり、目標達成にむけて努力することなのです。
なので顧問先を守るという観点から考えても、全ての顧問先に経営計画をつくってもらうべきです。
よく目標達成できないという相談をいただきますが、目標達成が目的になってしまっているケースが多々あります。
ぜひ成長という観点で経営計画をみるようにして推奨していきましょう。