From 福元友則
僕のメンターの1人にリッチ・シェフレンという人がいます。
彼はおそらく世界No.1コーチであり、世界トップクラスのマーケッターです。
彼の実績を聞いているとどうやったらそんなことが実現できるのか全くわからないこともあるぐらいすさまじいものがあります。
また抽象的な概念についてよく語っているので、自分の思考の枠を広げるのにとても役立っています。
さてそんな彼はとても優秀なビジネスマンをたくさん見てきたそうです。
そんな中で、「専門家がはまりやすい罠」について話していたのでその内容をシェアしたいと思います。
これはセッションやセミナーなどでたびたび僕が言っていることでもあります。
それは一番儲かっている専門家は誰か?についてです。
何かの分野について詳しくなってくるとたいていの人が自分の専門知識の深堀りをしてしまいます。
自分の好奇心を満たすことができますし、既に思考回路ができていることについて学ぶほうが脳の負担的にも楽だからです。
一方、全く新しいことに取り組むとわからないことやできないことばっかでとてもしんどい。
考えることをたくさんあってまあしんどいです。
ですので、専門家は自分の専門分野をどんどん深堀りしていってしまいます。
ですが、そんな専門知識を使う場面はほとんどありません。
つまり仕事には必要のない知識であり、ビジネス的な観点から見ると趣味の世界と変わらないかもしれません。
そういう専門家も認める専門家が儲かっているのか?
儲かっているかもしれませんし、儲かっていないかもしれません。
それは人によりますし、専門知識があればあるほど儲かるという因果関係がないことを表しています。
1番儲かっている専門家は1番知識のある専門家とは限らないということです。
では、1番儲かっている専門家は誰でしょう?
答えはかんたん、1番マーケティングのうまい専門家です。
ほとんどの人は自分の商品をより良くするために改善という名の知識を深堀りしてしまいます。
しかし、本当にやらなければいけないのはマーケティング。
もし先生が優秀な専門家であるならマーケティングをすることで、困っている見込み客をもっと助けれるようにしなければいけません。
税理士業界も専門家の罠にはまっている先生がたくさんいらっしゃる印象を受ける反面、マーケティングや営業に積極的に取り組んでいる先生や事務所が大きく成長しています。
もし先生が業績アップしたいならマーケティングに取り組みましょう。
もし先生が誰かの力になりたいのなら、マーケティングの取り組みましょう。