From 福元友則
先日、マンゴーをいただきました。(Aさん、ありがとうございました)
「太陽のタマゴ」という宮崎産の最高級マンゴーです。
太陽のタマゴは宮崎で栽培されるマンゴーの中でも厳選されたものにだけに使用が許されたブランド名のようです。
少し調べてみたところ、2017年、2018年の初セリで2玉40万円という値段がついたそうです。
マンゴーの一般的な価格ですが、ずいぶんばらつきがあるようです。
外国産になると1玉500円ぐらいの様子。
宮崎産のマンゴーだと2,000円ぐらいのようです。
価格にして20倍から80倍ほどの違いがあります。
同じマンゴーで、なぜこんなに違うのでしょうか?
量が20倍なわけではありませんよね。
味が20倍おいしいということでもありませんよね。
というか味の基準ってそもそもわかりませんし。
糖度ではどうでしょう?
太陽のマンゴーの糖度は15度以上とのことですが、普通のマンゴーの糖度が1%以下ということもありませんよね。
商品の品質と価格というのは比例の関係にはありませんし、比例でなくてもそもそも関係がないこともあるぐらいです。
今回の件でいうと、価格の違いは希少性です。
価格決定のメカニズムで需要と供給があります。
希少性とは需要が多くて供給が少ない状態です。
しかも極端に少ない状態です。
太陽のマンゴーは、宮崎産のマンゴーのうち15%ほどしかないそうです。
この時点でも希少ですが、その初セリとなると希少性はさらに増します。
初物を食べると長生きできるといわれるなど、初物特需もあります。
絵画などのオークションで価格が高騰するのも希少性によるものです。
1点もので欲しい人が2人(以上)いると価格が高騰するのです。
(1人しかいないと買い叩かれますよね。)
価格で悩んでいる先生や社長はどうすれば希少性を生み出せるのか考えてください。
1つには商品化です。
太陽のタマゴとは、宮崎産のマンゴーです。
ですので、太陽のタマゴという商品化をしなければ宮崎産のマンゴーという扱いになってしまいます。
これでは価格は上げれません。
ですので、1部のものを商品化して太陽のマンゴーという商品を作っています。
この商品化によって単価アップに成功しています。
税務顧問ではなく、1部のものを商品化できないでしょうか?
顧問先のところでもこのようなことが考えれないでしょうか?
ここに単価アップのヒントがありますので、ぜひ考えてみてください。