From 福元友則
先日美容師の方とお話をする機会がありました。
美容師業界はかなり大変な業界ですよね。
最近は長年修行をしていざ独立をしても1度も黒字になることなく最短で閉店に追い込まれる人も増えているとか。
そこまでいかなくてもなんとか食べていくのがやっとという人が多かったりします。
それに伴って美容師業界も変化しているそうです。
とにかく昔ながらの営業ではうまくいかない。
昔からやっている人はまだいいけれども、新しくはじめて昔ながらのやり方をしてしまうとそもそもお客さんがつかないですしね。
うまくやっている美容師にはいくつかパターンがあるようです。
1つ目は有名になること。
とにかくメディアなどに露出することで有名になること。
以前は雑誌などでしかたが、最近はインスタなどのSNSで有名になるほうが効果的だとか。
この場合、若い女性だったり髪型にこだわる男性だったりがお客さんに多くなるそうです。(美容系にいくということです。)
2つ目は、特殊な技術を持っていること。
他の美容師ではできない特殊な技術があるとうまくいきやすいそうです。
ただしうまくいくには条件があるとか。
それはマーケティングがうまいこと。
この場合、特殊なターゲット層に刺さるような技術になりますので割とお客さんを広いエリアから集客してくる必要があるそうです。
ですので都会型であったり、またネット集客がうまくないと技術があってもお客さんがいないとなってなかなかうまくいかないよう。
また特殊なターゲットは数に限りがあるので先行した何人かしか成功できなかったりと色々条件付きのようです。
3つ目は顧客管理がうまいこと。
お客さんは自分のことを大切に扱ってほしいと思っています。
モノではなくヒトとして扱ってほしいということです。
ところがまるでモノのように扱ってしまう人のほうが多いものです。
とくに効率を追い求めはじめるとその傾向が強くなります。
いかに早く終わらせるかとかいかに少なく終わらせるかとかいう考えをお客さんが望んでいるとは思えません。
もちろん利益を出すためにこうしたことを考えなければいけないこともあるとは思います。
しかしそれは無駄を省くという意味でのことで、それを超えると大切な何かを失っていきます。
自分のことを大切に扱ってくれる人のところにお客さんも集めるということです。
正直、顧客管理をするより腕を磨いたり作業をしている方が楽です。
ですからやらない人、やれない人が多いのでしょう。
以上のことは他の事業にも当てはまることです。
もちろん税理士であっても例外ではありません。
ぜひ顧問先へのアドバイスや事務所の方針に役立ててください。
PS.
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