From 福元友則
マネジメントに苦労している社長はたくさんいます。
一方マネジメントが得意という社長もいます。
マネジメントが苦手な社長と得意な社長では何が違うのでしょう?
またお客さんがなかなかこちら意図を汲み取って動いてくれないという先生がいます。
一方お客さんがどんどん行動してくれるという先生もいます。
お客さんが行動してくれる先生と行動してくれない先生、一体何が違うのでしょう?
今までたくさんの社長を見てきました。
今の時代、業績を伸ばすのはとても大変なことです。
ほとんどの社長は頑張ってなんとか維持しているといった感じです。
一方、どんどん業績を伸ばしている社長もいます。
業績を伸ばす社長と維持が精一杯の社長、一体何が違うのでしょう?
人の会話はほとんどが質問だと言われています。
つまり会話のほとんどが質問をしているか質問に答えているかだということ。
今日の帰りは何時頃の予定?とか、
晩ごはん何がいい?とか、
ここの決算、いつに出来る?とか、
次の予定はいつにしましょうか?とか、
もう1軒のみにいきません?とか、
とにかくコミュニケーションは質問がほとんどをしめています。
なぜそうなるのかというと、人の根源的欲求の1つに親和性というものがあるからです。
親和性とは、他人と仲良くする習性のこと。
人は生き延びるための術として親和性を身に着けてきたと言われています。
大昔は孤独な人は死んでしまい、仲間でいる人が生き延びたためだとか。
なぜ親和性と質問が関係なるのかというと、質問でないコミュニケーションは命令になってしまいがちだからです。
例えば、今日は何時に帰ってくるの?を質問でなくすると、今日は何時までに帰ってきてとなってしまいます。
命令をするされる関係で良好な人間関係はなかなか築けません。
ですので人間関係を良好に保つためには質問ベースのコミュニケーションが必要になり、ほとんどの会話が質問ベースになっているのです。
僕がみてきた優秀な社長やビジネスマンは質問がうまい人がほとんどでした。
おそらく最初から質問がうまかったのではなく、仕事をするなかでそのスキルが磨かれていったのでしょう。
質問力を上げることはコミュニケーション力の向上に直結します。
それを所内で使えばマネジメントがうまくいくようになります。
それを所外に使えば、お客さんとの関係がよくなって仕事がしやすくなったり、相手が見込み客だと営業力の向上にもなります。
先生もぜひ質問力を向上させてマネジメント力アップ、営業力アップで業績アップにつなげていってください。