from 福元友則
6月になりました。
多くの先生にとっては毎年待ちに待っているのではないでしょうか。
ちょっとまだ疲れが抜けないという先生もいれば、エンジン全開という先生もいらっしゃるでしょう。
いずれにしても6月から11月までは税理士事務所にとってはとても重要な期間になります。
この期間に何に取り組むのかで、今年の業績だけでなく来年、3年後、もしかしたら10年後を左右するかもしれないからです。
業績アップに一番有効なことは次の3つです。
1つ目が今よりもっと集客できるようにすること。
2つ目が今よりもっと成約率を高くすること。
3つ目がそして今よりもっと儲かる商品、サービスを用意すること。
この3つです。
集客力をあげましょう。
セールス力をあげましょう。
そして新しい商品を開発しましょう。
この3つの点においてまずは現状でできていることとできていないことを整理しましょう。
この3つの点で得意なこと、苦手なことはなにでしょうか?
集客が苦手なのでしょうか?
それともセールスが苦手なのでしょうか?
商品開発が苦手なのでしょうか?
最近の税理士業界の傾向をお伝えします。
今までは集客が得な事務所が業績を伸ばしやすい傾向になりました。
しかし近年、この傾向に変化が起きています。
集客が得意な事務所の業績の伸びが鈍化したり、伸びなくなってきたりしています。
反対に商品開発に力をいれてきた事務所が業績を大きく伸ばしています。
伸びる商品を取り扱う場合、たとえ集客力やセールス力がなかったとしても伸びていくからです。
逆に伸びない商品を取り扱う場合、集客力があってもセールス力があっても伸ばすことは容易ではありません。
このことはエスカレーターをイメージしてもらうとわかりやすいです。
上りのエスカレーターの乗れば、子供でもお年寄りでも難なく上まで登ることができるでしょう。
しかし下りのエスカレータに乗ってしまうと状況は一変します。
子供やお年寄りが上まで登るのが困難どころか、ほとんどの人が上まで登るのに多大な労力を要することでしょう。
ですので、どちらのエスカレーターの乗るのかはとても重要です。
これからの半年間で経営的に多くのことが行われると思います。
その1つ1つにおいて先生がこれからやろうとしていることはどちらのエスカレーターに乗ることになるのか考えてみてください。
そしてもし下りのエスカレーターに乗ることになるのであれば、少し時間をおいたり中止することをおすすめします。
上りのエスカレーターに乗ることになるものに全力を注ぐことで楽々業績アップしていきましょう。