from 福元友則
先生はスマホのバッテリーを持っていますか?
僕はいつスマホの充電がなくなってもいいうようにいつもモバイルバッテリーを持ち歩いています。
だいたい1年に1度買い替えているのですが、今使っているのはiPhoneのMageSafeに対応するものにしました。
これに代えてからワイヤレスでバッテリーで充電できるのでかなり快適です。
有線のバッテリーだとどうしても線も一緒に持ち歩くことになりますし、充電時は線をさしているためiPhoneの使用に制限が出てしまい、煩わしかってのですがそれも解決しました。
このバッテリー、アンカーというメーカーのものです。
以前はどこのメーカーのバッテリーというこだわりがなかったのですが、ある時からバッテリーはアンカーのものしか使わなくなりました。
いつも最新の仕様のものがあるというのも1つの理由ですし、買いやすさもその理由の1つです。
アンカーは2013年に設立された会社でバッテリーや充電器などの市場で後発組になります。
しかし今は国内シェアNo.1です。
後発組がNo.1になるのはかなり大変なことです。
アンカーが大切にしたことの1つに面倒なことをやって参入障壁を高くしたそうです。
バッテリーを売っているメーカーはたくさんあります。
その競争は熾烈そのもの。
普通に競争していても会社を成長させることは困難です。
そこで考えたのがライバルがやってないこと、やらないことは何か?ということ。
短期間で利益をあげる方法や勝ちやすい状況をどうやって作るか?
そればかりを考えると短期的に勝ちやすくなる反面、長期的に負けやすくなります。
自分たちがかんたんにできることを追求すれば、それはライバルにとっても同じことだからです。
つまり競争過多になるだけのこと。
勝ち続けるのは並大抵ではありません。
そこで取り組んだのが、ライバルがやっていないこと、やらないことなのです。
これまでと違うことに取り組むのは正直面倒くさいことです。
思わず後回しにしたくなるでしょうし、これまでもそうしてきたかもしれません。
でもこれは他社にとっても同じこと。
彼らだって面倒くさく感じてなかなか取り組めないことなのです。
この面倒くさく感じること。これをやって勝てるようになるとそれがそのまま競争優位性につながります。
他社はそれが儲かるとわかったしてもなかなか取り組めないことだからです。
それはつまり1度勝てるようになると、参入障壁の高いため競争が起きにくく勝ち続けることが容易な市場ができあがることになります。
税理士業界もこれとよく似た状況です。
もし来年以降も成長していきたいなら、ライバル事務所も重要だとわかっていながらなかなか取り組めていないこと。
ここに取り組むことで中長期の展望がひらけていくことでしょう。
年末の多忙な時期ではありますが、時間をとって考えていきましょう!