from 福元友則
デジタルデトックスという言葉も出るぐらいにどんどん情報量が増えていってます。
10年前の何百倍の情報量になってるそうです。
スマホをひらけば、そこからどんな情報にもアクセスできます。
SNSをひらけば、どんどん情報がおしよせ、アプリをひらけばどんどん情報がおしよせます。
ところが一方、人間の情報処理能力が上がったとは聞いていません。
テレビもなかった時代と同じ情報処理能力なのです。
これはビジネスをする人にとってとても深刻な状況です。
10年前には、商品を売りたかったら広告など新商品登場とニュースを流すだけでよかったのですが、、、
今はそんなことをしてもほとんど意味がありません。
情報量が多すぎて、1つ1つの情報に注意を払っている余裕がないからです。
お客さんの注意を惹きつけることが難しくなっているということ。
処理できないほどの情報が提供されたら、脳は本能的にほとんどの情報を遮断してしまいます。
つまり無視するようにできているのです。
現に電車内の広告もほとんど見てませんよね。
(電車内で周りを見るとほぼ全員スマホを見ていますし。)
あちこちにある看板なども全く記憶にないと思います。
今日見た広告を覚えている先生、思い出せる先生はいらっしゃいますか?
これは脳の無条件整理という機能で、前にも見たことがあるなと感じると、無条件で前にみたものと同じカテゴリーに入れて、注意を払わなくてもすむようにして余計なエネルギーがかからないようにしています。
ですので、他と同じようなものだとお客さんにとってはないのと同じなのです。
注意を払われないのであれば、存在しないのと同じになってしまうということ。
ここでのポイントは例えば同じでなくても、お客さんに同じようなものと思われたらダメということ。
つまりお客さんに注意を払ってもらうためには、違うということが重要なのです。
儲かるビジネスを創るには、違いが出発点なのです。
そして違いとは、お客さんの頭の中で他と同じだと処理されないようにすること。
もし違いがないのであれば、作り出すしかありません。
安くするか、違いをつくるか?
先生はどちらがいいですか?
ぜひ顧問先の社長にも聞いてみてください。