From:高名一成
7月1日、この日は富士山の山開きの日。
僕は毎年この日に富士登山をします。
今年は11:00くらいに富士登山開始。
険しい山道を登り、頂上についたのは11:01。
普通は平均して7時間ほどかかるみたいですが、僕はたった1分で登頂しました。
(ちなみに下山は10秒)
きっとあなたは「ウソつくな」と思ったことでしょうが、これはまぎれもない事実。
僕は毎年1分で登頂し10秒で下山します。
そう、僕が登ったのは富士山と言っても、富士塚という名の富士山。
(サムネの写真がそれ。富士塚知らない人は調べてみてください!)
僕の地元の神社にはこの富士塚があるんですが、毎年7月1日にだけ登山することができるんです。
なので僕は毎年この日に富士登山し、山頂で参拝して帰るのがルーティンになっています。
ビジネスでは、戦略を学ぶ時に富士山の登山ルートがよく例に挙げられます。
富士山には吉田ルート、須走ルート、御殿場ルート、富士宮ルートと4つの登山ルートがあり、ルートによって登頂にかかる時間や難易度が変わってきます。
初心者であれば初心者に適したルートを選ぶのがベターだと思いますが、ベテランになると難しいルートをあえて選択して富士登山を楽しむ人も多いんですよね。
登頂はビジネスでいう目標/ビジョン達成のこと。
目標/ビジョン達成するためにはいろんなルートがあります。
ルートによって達成の難易度は変わりますし、ルートによって達成に向けてやらなければいけないこと、揃えなければいけない資源は変わってきます。
富士登山の場合は仕事ではないのであえて難しいルートを選択してその過程を楽しむのは分かりますが、ビジネスの場合はそんなことはしないですよね。
わざわざ苦労するよりも、最適なやり方でなるべく早く達成して、次の目標に向かうことが大切だからです。
そのために必要なのが戦略です。
戦略とは戦いを略す。やることを減らしつつ欲しい結果を得るための手段です。
戦略とは目標/ビジョン達成するためのルート選びのことなんですね。
例えば年商1億円事務所を作るという目標があった場合、どんなルートがあるでしょうか?
税務顧問を増やすというルートであれば、いま1社あたりの平均顧問料が30万円前後と言われているので334社集めれば目標達成です。
次に何かしらの付加価値業務を提供して1社あたりの顧問料を60万円にするというルートであれば167件集めれば目標達成です。
他にもコンサルという高額商品で顧問料を120万円にするルートであれば84社集めれば目標達成です。
ここでは例えとして3つあげましたが、どれを選ぶかでやるべきことや必要な資源は変わってきますし、難易度も違います。
難易度は税務顧問を334社集めるというのが圧倒的に難しいでしょう。
334社集めるのが難しければ、334社に対応する所内体制を作るのも簡単ではありません。
もちろん、このルートを選ぶメリットはありますが、戦いを略すという戦略論で考えると適切なルートでは無いかもしれません。
これまで税理士業界は税務顧問を増やして事務所を成長させるというのが王道のルートでした。
しかし、このルートは時代とともに様々な障壁が増えて登頂するのが難しいルートになっています。
今の時代に最適なルートは変わりつつあるんです。
繰り返しになりますが、選ぶルートによってやらなければいけないこと、必要になる資源が変わってきます。
ですから、どのルートにするかをまず選ぶことが重要です。
そして、ルート選びは経営者の仕事です。
あなたの事務所の目標/ビジョンを達成するための最適なルートを今一度考えてみてください。
最適なルートは今までと違うルートになることだけは間違いありません。
-高名一成
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