From:福元友則
最近、時代の大きなうねりを感じます。
ニュースなどでも取り上げられていますが、僕の周りでも今までではあまり考えられなかったような情報がどんどん入ってきています。
保守的な業界だと言われている税理士業界にもついに黒船がやってきているのかもしれません。
セミナーなどでの情報や、顧問先をみていて、時代の変化を強く感じる人が動き出しているのかもしれません。
動き出している人たちに共通する考え、それは「税務顧問ってなくなるかもな。」という考えです。
もちろん全くなくなるわけではなく、残るには残るのでしょうが、今とは全然違う規模感になると予測している先生が増えてきました。
昔と税理士事務所に求めらるものが明らかに変わってきている。
そんな印象を受けているのかもしれません。
記帳をして、申告をする。
こうしたニーズがなくなりつつあるのかもしれません。
最新のテクノロジーにどんどん置き換わっていっているのもあります。
顧問先も激動の時代に危機感を募らせているのかもしれません。
この先、経営をどう舵取りしていけばいいのか?
そんな漠然とした不安を抱え、それを相談したいのかもしれません。
最近聞いた話では、変わってきた顧問先にその理由を尋ねたら、「前の事務所は以前と全く変わっていない。同じ経営者として、会社を変化させる相談ができると思えない。だから経営の相談をしても、その答えがピンとこなかった。」みたいなことを言われたといっていました。
顧問先の中には税理士事務所の仕事だけでなく、経営を見ている人がいるということです。
新しいことをする、時代にあわせた経営をする事務所か?そういう経営者か?
そうであれば、その決断について聞いてみたい。
誰でも、変化をすること、新しいことをすることは、楽しみでもありますが恐怖をともないます。
うまくいかなかったらどうしようと。
その一方で、このまま変われなかったらどうしよう。
時代にライバルに取り残されてしまったらどうしようという不安も抱えています。
このジレンマの中で、身動きがとれず悩んでいたりします。
こうした気持ちによりそって、一緒に経営を改革していってあげる。
そんな人やサービスを待ち望んでいる社長はたくさんいます。
誰だって、重大な決断を自分だけではしたくありませんし、人の意見を聞いてみたくもなるものです。
そこに専門性をもって、一緒になって顧問先と走ってあげるサービスを提供しよう、ぜひしたいと考え、準備をしてきている先生が増えてきているのです。
これが次の事務所を支える、そして地域を支えるサービスになる、そこまで育てると決断し頑張っている先生が増えてきています。
これは税理士事務所だけではなく、色んな業界でみられる傾向でもあります。
顧客を成功させることで、自分たちも儲けようという「カスタマーサクセス」モデルです。
今後の事務所の方針の参考にしてみてください。
ー福元友則