from 福元友則
「最近やる気が起きないんですよね、、、」とか
「やる時を出すのが大変になってきました、、、」といった
相談を受けることがあります。
普段忙しいのに少し時間に余裕ができてしまった時とか、
疲れが溜まりすぎている時に起きやすいです。
社員であれば、上司や社長が管理してくれますし、さぼっていたら怒ってくれますので自然と仕事するようになるのですが、起業家はそうはいきません。
自分を管理してくれる人は誰もいないからです。
もしやる気が出なかったとしても、自分でやる気を出すしかありません。
やる気がない中でただただ仕事をしても、生産的な時間にできなければ、成果を生み出す時間にできなければ意味がありません。
上記のような状況って危機的な時にはあまり起きないんですよね。
起業して間もない時とか、大口の契約がなくなった時とかにやる気が起きないとか言ってられないからです。
逆に、少し時間や収入に余裕がでてきた時に起きやすいです。
今回はそんな時どうやって次の成長に向かうかについての記事です。
仕事には、金銭的な報酬と成長の2つの報酬があります。
ビジネス系でよくある目標はどうしてもわかりやすい金銭的な目標になりがちですが、ここを目標達成して、やる気がなくなる人が多いのです。
燃え尽き症候群ですね。
こういった人が新しい金銭的な目標をたてたとしても、ほとんどは達成されません。
その目標を達成したいという動機がないからです。
(経営計画が達成されないケースも往々にしてここに原因があったりします。)
そういう人は、金銭的な目標ではなく、自身の成長の目標をたててください。
成長には2段階あります。
「スキル的な成長」と「貢献による成長」です。
スキル的な成長とは、知ったりできるようになったりする知識やスキル面での成長になります。
これはやりはじめ当初は知的欲求となり、やる気を引き出してくれます。
ただ途中から収穫逓減の法則が働き、投資した時間に対するリターンが悪くなります。
初めて学ぶジャンルの本を読むとどれも新鮮な学びになりますが、同じジャンルの本を何冊も読んでいくと、知っていることが多くなり、新しく知ることが少なくなることからも顕著です。
もしこのような状況に陥ったら、次の目標にスイッチしてください。
貢献による成長です。
人は他人で貢献することで成長できるようにできています。
特に、人に教えることを通じてできる成長には目を見張るものがあります。
イメージとして、自分でできる成長は50%ほど、他人への貢献を通じてできる成長も50%ほどになります。
ですから、自分で知っているつもりだけだと成長は50%で止まってしまっていることになります。
成長が早い起業家はこのことをよくわかっているので、何かを学ぶとすぐに人にその内容をシェアしようとします。
学ぶ→シェアするが1セットとなって学習としているのです。
また他のやる気や情熱に溢れている人と仕事をすることは相手のやる気や情熱をもらえる機会になり、起業家の成長にとって栄養にもあります。
ですので、もしやる気が出ないなと思ったら、新しい分野の学習をはじめてください。
最近マンネリ気味だと感じているなら、意識して他人の成長に貢献するようにしてみてください。
そのことを通じて、みるみるやる気が復活してきますよ。
ぜひ試してみてください!