from 福元友則
先日、とあるセミナーに参加してきました。
普段からスケジュールがあった場合はなるべくセミナーに参加しようと心がけています。
いつもセミナーをする側だと、だんだんセミナーに参加するお客さんの気持ちがわからなくなってしまうからです。
あとはどんなセミナーにどんな人が参加しているのかを見にいく感じです。
ですので、セミナーに参加すると同じテーブルになった人と色んな話をするようにしています。
今回のセミナーは、あらかじめ席が決まっていました。
色んなタイプの人が参加しているため、同じタイプの人で固めたのではないかと思ってます。
例えば僕のテーブルは士業などの専門家ばかりでした。
しかも東京、神奈川の人ばかりでした。
他にも専門家のテーブルがありましたが、地域が違うようでした。
他にも飲食店をしている人、治療家の人、アパレルをやっている人、製造業の人など色んな方が参加していました。
こういう人をよく似た属性の人でグループわけして席割りしているようでした。
初対面の場合は特に、自分と共通点がある人の方がお互い話しやすくなる傾向にありますので、セミナーをやられる先生はぜひ参考にしてみてください。
僕のテーブルにはお医者さんがいらっしゃいました。
内科のクリニックを経営している先生のようです。
新患を増やしたいというお悩みをお持ちでした。
でも、お医者さんの場合業界の規制も厳しいですし、法律の規制も厳しいですし新規の患者さんを増やすためにできることが限られていてなかなか大変です。
さらにこの先生はマーケティングにうといようでした。
誰がターゲットですか?みたいな質問に
「うちは子供からお年寄りまで患者さんがいらっしゃいます。」
みたいなことをおっしゃってました。
このメルマガを読んでいただいている先生ならもうおわかりだと思いますが、競争優位性をつくりたければターゲットを絞らなければいけません。
もしくは、売り物のほうのコンセプトを絞ぼらなければいけません。
ですので、例えば子供に絞ってこういうサービスとか、
お年寄りに絞ってこういうサービスとか、
今あるサービスをターゲットを絞ることでカスタマイズしなければわざわざ新規の人は来てくれないのです。
こういうことは成熟期を迎えた業界にはどこでも起こります。
競合より専門家することで差別化していくのが競争戦略なのです。
これは税理士業界にもあてはまることです。
ターゲットを絞ってカスタマイズすることで、どんな隠れたニーズに対応していくのか。
これを考え、テストをし、軌道にのせていくのが起業家である先生の仕事です。
ですので、自分も事務所も成長したい、成長させたいという先生はぜひ時間をとって考えてみてくださいね!