from 福元友則
マスク不足が深刻ですね。
コロナウイルスとインフルエンザ対策のためだと思いますが、どこにも売っていないようです。
東京駅や渋谷のまちですれ違う人を見るとみんなマスクをしています。
今までこんなことはなかったので、どこも売り切れになるのもわかります。
とはいえ、僕の場合ないではすみません。
渋谷駅や品川駅、東京駅と利用者が多い駅をよく使います。
移動は交通機関ばかりで新幹線移動の場合は長時間移動になってしまいます。
車で移動する人に比べると感染するリスクは高いです。
また咳が出ると仕事になりません。
過去に1ヶ月ぐらい咳がとまらずセミナーや講座、研修でご迷惑をおかけした経験もあってその時から喉に予防は必ずするように心がけています。
ですので、移動の際はたいていマスクをするようにしています。
こんなタイミングでマスクをしないなんてありえません。
ということで、ドラッグストア巡りをしてきました。
ですが、案の定どこにも全くありません。
試しにAmazonで検索してみましたが、普段の10倍ぐらいでの出品ばかりでした。
さすがにこれは何か損した気分になってなかなか手が出ません。
SNSとか見ても、高すぎとか不満が出ているようです。
マーケティングのプロとしてこの価格設定がいいのかどうか気になるところです。
たしかに儲けるという観点からだけ考えれば、買う人がいるのであればどんどん価格をつりあげていくほうがいいのでしょう。
需要がある商品をいつもより高く売るというのは間違っていません。
稼ぎ時という判断もあると思います。
ですが、もし僕が業者だったらこうはしません。
というのもビジネスにおいて短期的利益と長期的利益はたいてい相反するからです。
もし今回が何十年分の利益になる取引になるのであれば短期的利益をとりにいってもいいでしょう。
ですが、おそらくそこまでの取引にはならないと思います。
であれば、長期的利益をとりにいくべきです。
ほとんどのビジネスはお客さんと繰り返し長く付き合うことでしか、ビジネスを継続していくことができません。
つまりモノを売り買いしてお金を稼ぐのではなく、お客さんと関係を築くことでお金を稼がなければいけないのです。
経営判断において、何がお客さんとの関係性をよりよくするかで判断するべきなのです。
ですので、お客さんがマスクがなくて困っているのならその時々の適正価格で譲ってあげるべきだと考えます。
(いつもと同じ価格でというわけでありません。普段よりマスクを確保することは大変ですのでその分を価格に乗せるのはやるべきだと思います。)
マスク特需によって儲けるのではなく、高額な商品、サービスを用意してそれを提供することで儲ければいいのです。
今回はたまたま商品がマスクでしたが、これはどのビジネスにもどの商品にも当てはまることです。
税理士事務所だったらどうなのか?顧問先のビジネスだったらどうなのか?
ぜひ考えてみてください!