from 福元友則
今日は今年から祝日になった天皇誕生日の振替休日です。
今までは確定申告期に祝日がなかったのですが、いかがお過ごしですか?
僕はこの時期、特によくセミナーに参加する傾向にあります。
先生が繁忙期なので、先の予定がたてやすいためです。
今日は本当なら参加するべきではなかったのかもしれないスケジュールの中、セミナーに参加してきました。
僕がまだ会計事務所にいたころからお世話になっている方が登壇されるということでちょっと顔を出せたらいいなと思って申し込みました。
そのセミナーはとても時間が長く10時から19時までということで、セミナーというか講座ぐらいの長さですよね。
終わる頃にはクタクタでした。
で帰り道をぼーっとしながら歩いていたらふとある広告が目にとまりました。
「ピザ1枚500円」
ドミノピザの店舗に貼ってありました。
えっ?と思って思わず立ち止まってしまいました。
普段ピザを食べないし、宅配もしてもらわないのでいくらぐらいするものなのかわかりませんがそれにしても安く感じました。
もちろんピザを食べようと思っていたわけではありません。
でもお店に入って店員さんに聞いてみました。
僕「外の貼り紙のピザってどれですか?」
(たぶん1、2種類しかないんだろうな、、、)
店「ここからここまでから選んでいただけますよ!」
よく覚えていませんが、20種類ぐらい(つまりメニューのほとんど)から選べました。
選択肢がありすぎてどれを選んだらいいかわからなかったのでおすすめを聞いてそれを注文したぐらいです。
僕はピザを食べたかったわけではありません。
むしろ自分からピザを食べることはありません。
ですが、ピザを頼みました。
(たまに食べるとおいしいですよね)
こういう思わず買ってしまう商品のことを集客商品といいます。
集客商品の役割は購入するつもりじゃなかった見込み客を新規客にすることです。
ピザが500円では利益はないと思います。
(ピザが出ててくるまでに店員さんに聞いたらお持ち帰り限定だと言ってました。
配達する人件費はかけれないということです。)
メルマガを書きながら調べてみたら定価は1枚2,3千円ぐらいするみたいですね。
マーケティングのよくある間違いとして集客商品で利益を出そうとすることがあります。
集客商品で利益を出そうとするとピザ2千円とか、1,500円とか中途半端な金額になっていたと思います。
すると僕のような普段食べない人はそれが高いのか安いのかよくわからないのできっと足をとめることはなかったでしょうし、注文することもなかったでしょう。
初心者が一目で安いとか、これは特だなと思える金額とかおまけなどの特典をつけるなどしてはじめて集客商品の本当の役割が果たせます。
中途半端な金額(割引)をつけるぐらいなら、思わず足をとめてしまうような価格にしたほうが絶対に集客はうまくいきます。
(それでは利益がと思うかもしれませんが、利益は集客以外の別のことをしてあげるべきです。)
集客がうまくいっていない人に共通するポイントです。
顧問先で集客に困っている社長にアドバイスする際の参考にしてください。