From:高名一成
ピンチはチャンス。
誰もが一度は聞いたことのある言葉ですよね。
ビジネスの世界ではたびたび使われる言葉です。
僕はこの言葉の正しい意味を知らなかったので、みんなどんな意味で使っているのかなと思っていました。
そこで、この言葉の本当の意味は何なのか?気になったので調べみました。
この言葉は元陸軍軍人でその後、経営者、コンサルタントとしても活躍した大橋武夫氏が言った言葉のようです。
大橋氏は孫子の「兵法」に詳しかったそうで、兵法の中に出てくる教訓を分かりやすく説明した言葉が「ピンチはチャンス」ということみたいです。
そして、この言葉の正しい意味は「今目の前にある危機的状況を乗り越えることが、自分を成長させることに繋がる」ということ。
この言葉は特に最近はSNSなどでよく見かけます。
ポジティブで強くて力のある言葉は人にエネルギーを与えてくれますから今のコロナショックには最適な言葉かもしれません。
実際にピンチの時は新しいチャンスが生まれることが多いです。今までには無かった斬新なアイディアや発想がチャンスを生みます。
そもそも、ピンチとは今までのやり方では対応できない状態になったから陥ってしまうものです。
だから、この状態を変えようとして新しいチャンスが生まれるのも当然と言えば当然です。
今のコロナショックのピンチはある特定の会社や業種に起きていることではありません。世界中の会社がピンチに陥っています。
だから、生まれるチャンスの量も膨大です。
すでに斬新なアイディアや発想はどんどん生まれています。
例えば、飲食店では事前のボトルキープサービスというものが始まりました。これは、コロナ収束後の来店のために、今ボトルキープをするためのサービスです。
今ボトルキープをしてもらうことにより飲食店は売上を作ることができます。
回数券のようなサービスを始めているお店もあります。
もちろん、これがうまくいくかどうか分かりません。
でも、今までにはないサービスなので、これはイノベーションの第一歩ではないかと感じています。
こういったことが様々な業種で起こっています。
これが起きれば起きるほど、アフターコロナは確実に今までとは違うビジネスモデルになるはずです。
まさにビジネスモデルの転換期、時代の転換期です。
ここで大切なのは、じゃあ自分たちがどうするかです。
自分たちはどうイノベーションを起こしてアフターコロナを生き抜くのか?これを考えなければいけません。
アイディアを探しチャンスを生み出す必要があります。
ちなみにアイディアというのはイチから考えてはいけません。すでにあるものから自分たちに落とし込むことが重要です。
ですから、アイディアとは探すものなのです。とくに他業種からです。
自分たちのビジネスに応用できるものを見つけ、それをチャンスに変えていきましょう。
アフターコロナの新しい税理士事務所とはどんなものでしょうか?
とても忙しく、不安な時期だと思いますが、ぜひアンテナを高く張って毎日を過ごしましょう。
ー高名一成