経営戦略

成功者が繰り返し行なっていることとは?!

from 福元友則

 

「成功者たちの共通点は、成功していないひとたちの嫌がることを実行に移す習慣を身につけているということである。

 

彼らにしてみても、必ずしも好きでそれを行なっているわけではないが、自らの嫌だという感情をその目的意識の強さに服従されているのだ。」
ーE.M. グレー

 

この言葉はE.M.グレーが執筆した「成功者の共通点」という論文の中に出てきます。

 

彼は、成功者たちに共通する要素を探求するのに人生の大半を費やした人と言われています。

 

膨大な探求の結果わかったことは、
努力や幸運、人間関係は成功に必要であるが、
決定的な要因ではないということ。

 

何よりも重要だったのは、
「重要事項を優先する」
という習慣でした。

 

もし今、満足いく結果を得られていなかったり、
伸び悩んでいたりするのなら、
この「重要事項を優先する」ということができていないのかもしれません。

 

重要事項を優先できない人には、2つ原因があります。

 

1つ目が、その場の感情に負けてしまうこと。

 

感情に負けることが怖いのは、感情に再現性がないところです。

 

同じ出来事であっても、それにどういう感情を抱くかは人それぞれですし、同じ人であっても、常に同じとは限りません。

 

これは意思決定がぶれていることを意味します。

 

人は一貫しているもの、一貫していることについてきますので
マネジメントやリーダーシップにおいて害になっているかもしれません。

 

そうならないためにも
意思決定の軸を定めておきましょう。

 

意思決定の軸とは
ミッションやビジョン、方向性、価値観
などです。

 

次に2つ目の原因ですが、
重要事項を優先できない人は重要事項を間違えているかもしれません。

 

こちらの方がより重症です。

 

前者は本人に重要事項を優先できていない自覚があるのに対して、
後者は本人にその自覚がないためです。

 

基本的にこれは自分ではわからないことが多いです。

 

ですので、第三者がそれを指摘してあげなければ気づくことができません。

 

この第三者は部下では難しいので、社外取締役や株主の役目になります。

 

しかしこういった人がいないのが中小企業。

 

なので、コンサルがこの役目を担うことになります。

 

ちなみに
年商1億円未満の会社はセールスが重要事項。

 

メイン商品をどうやって売るか、その必勝パターンをつくることです。

 

年商1億円以上10億円未満は、商品開発。

 

メイン商品を買った人に次に売る商品を用意するのです。

 

その商品を買った人に、その次の商品を用意するのです。

 

会社の問題の9割はお金がないことによって引き起こされています。

 

逆にいうと、会社の問題の9割はお金で解決できることだということ。

 

ですので、そのお金を生み出すセールスであったり、
より拡大させれるためのマーケティングであったりが、
中小企業が常に最優先するべきことになります。

 

ですが、そこに知識やスキルがなかったり、
それが理由で苦手意識があって後回しにしたりして
他のことに取り組んでしまっているケースが後を絶ちません。

 

先生の顧問先もほとんどこれが問題です。

 

ぜひ一緒に取り組んで業績改善していってください。

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