from 福元友則
DIAMONDONLINEでオンワード700店大閉鎖」、コロナで旧来型アパレルは即死かという記事を見ました。
この記事のなかで、オンワードは同業他社と比較して出店しすぎとあります。
また過去の成功体験が足かせとなって変革が遅れてしまったとあります。
さらに技術の発達から合成繊維が高品質化し、お店にいって現物を確認しなくてもよくなったともあります。
そこにコロナが追い打ちをかけ、テレワークによってそもそもの市場規模が一瞬で2/3になってしまった。
本来であれば、もっと時間をかけて訪れるはずの変化が一瞬で起きてしまったのです。
今やらなければいけないことは、変化に対応すること。
これまでの延長線上に未来はないのです。
これはアパレルの話だそうですが、ほとんどすべての業界に当てはまることです。
過去の成功体験は、変化の足かせになります。
テクノロジーの進化によって、必ずしも顧客側に知識がなくてもできるようになっていっています。
また、規模を追うビジネスモデルはたいてい苦境に追い込まれていきます。
そして、コロナ前までにやってきたことのうち、コロナ後を意識してやってこと以外はほとんど通用しません。
このメルマガでも再三書いてきましたが、コロナ前につくった経営計画は意味がありません。
これほどの外部環境の変化(100年に1度の規模)があれば、計画通りにいくわけがないからです。
これはピンチなのか、それともチャンスなのか?
大成長をとげる企業に共通することの1つに不況期の過ごし方があります。
不況期にほとんどの企業がやるのは、宣伝広告の予算縮小です。
実際、広告出稿が少なくなってメディアはどこもヒーヒーいってます。
しかし、伸びる企業は逆です。
今、広告予算を増やしています。
ライバルの出稿が減るということは、同じ広告費で以前より露出を増やせるからです。
これは、広告に限る話ではなく経営姿勢、全般に同様です。
今、どこも守りに入っています。
ということは、今チャンスなのです。
今までと違う新しいことをはじめるチャンスでもあります。
特に税理士事務所には大チャンス。
経営支援の時代が本格的にきました。
ぜひこのチャンスを活かして事務所を成長させていきましょう。