経営戦略

労働集約型の利益性を改善する方法

From:福元友則

 

毎日暑いですね。

 

先日久しぶりに代々木公園まで散歩しましたが、園内にいるのはほとんど外人ばかりでした。

 

暑くすぎて外出を控えている方が多いのでしょうね。

 

反対に平日の昼間のカフェや喫茶店はどこも満席です。

 

朝に行くとガラガラなので、みんな暑すぎて逃げ込んでいるのでしょうね。

 

今年は東京で33日連続雨を観測し、過去最長記録だったそうです。

 

梅雨明けも昨年より1ヶ月遅かったとか。

 

暑さに対する耐性ができないまま、本格的な夏に突入してしまった感じです。

 

暑いと食欲がなくなったり睡眠不足になったりしますので、健康にお気をつけください。

 

僕は毎年ですが、夏は寝不足気味になってしまいます。

 

こういう時は、長時間労働に向きませんね。

 

できるだけ集中する時間を作ってなるべく短時間で終わらせるようにするべきかもしれません。

 

最近、人時生産性に関するプロジェクトに関わっています。

 

人時生産性というのは、労働に対する時間あたりの収益性を評価する経営指標です。

 

計算するには、売上を労働時間で割るとでます。

 

計算したことがない先生はやってみてください。

 

人時生産性を出してみると色々と気づくことがあります。

 

普通のサラリーマンの時給は、だいたい2,500円前後ぐらいです。

 

税理士事務所などの専門サービスの平均的な労働分配率は約60%です。

 

労働分配率は、付加価値に対する人件費の割合のことで税理士事務所の場合、売上に対する人件費率になります。

 

ですので、社員さんが働くのなら最低1時間に約4,200円は稼げないと赤字の仕事になってしまいます。

 

例えば、移動時間や監査時間、所内入力などをあわせて5時間の仕事の場合2万円を切ると赤字ということです。

 

移動に行きかえりで1時間、監査に3時間、所内業務に1時間だと割と標準的な税務顧問業務かなと思います。

 

ですので、この場合は人時生産性の改善をしていかなければいけません。

 

改善をするのは、分母を改善するか、分子を改善するかしかありません。

 

売上を上げるか、業務時間を短縮するかです。

 

まずかんたんに手をつけれるのは、業務の無駄をみつけてそれを省くことです。

 

次にやるべきは、売上の改善です。

 

これを税理士事務所にある色んなプロジェクトでみていくと、やっぱり単価の高い業務は生産性も高くなるなと改めて気づきます。

 

生産性をあげるのは、働き方改革や骨太の方針にもあるように、今後の経営に必須になります。

 

いかに短時間や少ない労働力、少人数で売上をあげていくかが重要です。

 

既に出している先生は、毎月毎年向上させていってください。

 

まだの先生も生産性アップ、ぜひ取り組んでみてください。

 

ー福元友則

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